最近は、動画で、「志願者が各界の経営者達にプレゼンをして、資金提供をお願いする」番組を観ています。
経営者の方たちも、流石修羅場をくぐり抜けてきた百戦錬磨の方々なので、ズバリ明確で、頭が良くて、わかりやすくて、勉強になります。
その番組が虚偽かどうかはともかく、志願者の皆さんはヒトクセもフタクセもある方がところどころ出てきます。この志願者達は、演技ではなくガチな人のではないか、と思っています。
質問に対して素直に答えずに回りくどい表現をする人、
ヘラヘラしたりいちいち反応がうるさい人、
イキがって難しい表現を使い、何を言ってるのかわからない人、
経営者達に、「なるほどなるほど」、と上から答える人、
断られる前に、自分が傷つきたくなくて、自分から資金提供を断ってしまう人、
その他諸々…。
そして、主催者含む経営者に皆、叱られます。
資金提供以前の問題で、叱られます。
そして、叱られたあとの反応が、皆、「あ〜…なんでそんな反応を…」っていう感じです。
若い時の私も、どちらかというと、
こういった変で妙な(失礼)人達側だったのではないか?と思っているので、共感性羞恥の心と戦いながら、我が身を振り返る意味で観ているのです。
強がって、素直に自分を表現できない。
自分を表現するのが慣れていない。
回りくどくなる。
傷ついても、怒られても、無意識に弁解して、また平気なふりをして笑ってしまう。
この人たちも、実は毒親育ちなんじゃないか…?って、つい思ってしまいます。
志願者の一人に、経営者から怒られ続けた挙げ句、「どうして貴方はそんなふうになってしまったの?」「可哀想になってきた」とまで言われてしまった人がいました。
この人には、さすがの私も観ていてイライラしましたが、
彼自身の産まれてからの生育歴の中で、かなりご自身を歪めて耐えて、親を含む過酷な人間関係をサバイバルしてきたのかな…なんて風にも想像してしまいました。
なんだか、この人達を見世物として、笑い者として、私は観られないのでした。