糖尿病のくせして鰻に焼肉に揚げ物にしゃぶしゃぶ。ラーメンは肉たっぷりの丼ものとセットで。食べ放題も大好きだった叔父。
糖尿病の合併症から小さな傷が元で感染症を起こして脚を切断。眼底出血から失明。
入院しても退院すればすぐさまタクシーで乗り付け好きなものを食べに行く。
心配したり注意したりする周囲の人達の言う事をまるで聴かず、それどころか「綺麗事を言うな!お前に俺の気持ちがわかるとでもいうのか!」と逆ギレし、自己憐憫に浸っていた。
そのうちみんな、あの人の人生だから。と何も言わなくなっていった。
そうこうしているうちに糖尿病も合併症も悪化し、慢性腎不全で透析と糖尿病の時よりもっとずっと厳しい食事制限と水分制限。脳梗塞で半身不随と言語障害。最後は心不全で亡くなった。
食欲も感情も上手くコントロールできなかった人間の末路は惨めで哀れなものだった。
その面倒を見ていた周囲の人達も大変だった。
最後の最後で「すまなかった、ありがとう」の言葉を残した事がせめてもの救いだった。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項
ななしさん
1通目のななしさん、お返事ありがとうございます。
そうですね。なかなか大変な人でした。
それでも最後にその一言があっただけでも少しは救われた気がします。きっと本人も本当はわかっていたのかもしれませんね。
ななしさん
2通目のななしさんお返事ありがとうございます。
あの…すみません父じゃなくて叔父です。
人間の三代欲求をずっと我慢するのは大変だとは思いますし、ストレスもあったのでしょうがそれが幸せだったとは思えません。
もし幸せだったらあんな態度じゃなかったと思います。
それでも最後に謝ってありがとうと言ったのが救いだとは思います。
ななしさん
よっぽど、食べる事にだけ、幸せを感じていた人生だったのでしょう。
周りに迷惑をかけまくってでも、美味しいものを食べるって事が大事だったんでしょうね。
私のパートナーもあなたのお父様のように、食べるって事が人生において相当大事なタイプで、健康に気を遣ったヘルシーな料理を出す私に対して、自分にとっては毎日の食事って人生を左右する大きな事だから、お願いだから味の濃い料理にしてくれと目の前で泣かれてしまいました。
命を縮めたとしても、譲れないものがあるのは、もう仕方ないと思います。
側から見て、それがどんなに愚かでも、お父様はお父様の人生を駆け抜けて満足だったでしょう。
むしろご本人的には、幸せだったと思いますよ。
ななしさん
ご本人に関しては何とも言いようがありませんが、周囲の方達の苦労は並大抵のことではなかったでしょうね。
それなのに、たった一言で許される叔父。
如何に周囲に恵まれていたか、よくわかります。
最期まで支えた周囲の方々、お疲れさまでした。
誰でも無料でお返事をすることが出来ます。
お返事がもらえると小瓶主さんはすごくうれしいと思います
▶ お返事の注意事項