カルマ「A国と戦争することになった」
「は?」
は?という言葉は誰が発したかはわからなかった。
だけどメシア、ウィズさん、ユニさん、シフォンはずっと落ち着いていた。
まるで知っていたみたいだ。
カルマ「昨晩、皆が寝静まった頃に戦争することが決まった。A国から宣誓布告が来たんだ」
カルマは戦争に対するワクワクを隠そうともせず話し続けた。
食堂にいた兵はカルマをじっと見つめ、ひたすらに話を聴いていた。
カルマ「開戦は三日後の朝。皆の無事を祈る」
そう言ってカルマは落ち着いて朝食を食べだした。
それに釣られて周りも食べだす。
俺はというと、食欲なんて消え失せてどうしようもない気持ちに襲われた。
戦争、、、少なからず死者が出る。
仲良くなった同輩。
お世話になった先輩。
武器の扱い方を教えた後輩。
必ず誰か死ぬ。
また大切な人を失くしてしまう。
そしたら、俺は、、、
ノマド「なんの為に頑張ればいいんだろう」ボソッ
シフォン「どした?ノマド。味好きじゃない?」
ノマド「あ、いや、、、ごめん腹痛いから部屋戻る」
シフォン「そっか、お大事に」
また俺の記念日に人が犠牲になる。