小瓶を流して、拾って、、
繰り返すたびに思う。
私は、私の悩みを、思いを、ぎゅっと敷き詰めて、小瓶を流す。時に乱暴に。時に泣きながら。
溢れ出る黒い感情。
心をぐちゃぐちゃにするソイツを少しでも外に追い出したい。
言葉にすることでソレがなんだったのか、何が原因なのか、しっかり分かる気がした。
頭に出てきた文字、言葉を書き記していくと、自分が見えてくる気がした。
文字にして初めて、自分が何に苦しんでるのか、どんなことを願っているのか、自分がどんな存在なのかちゃんと分かった気がした。
気がつくたびに、軽くなってすっきりして、なんだか馬鹿馬鹿しいやって、気恥ずかしくなって笑えてきた。
私は、私を知りたかったのかもしれない。
自分が嫌いだと、自分なんか死んでしまえと、ずっと考えてたはずなのに。
本当は、自分を信じたかったのかもしれない。
本当は、自分を肯定して、生きていいんだって思えるようになりたかったのかもしれない。
私が一番嫌いな人は私のはずなのに、
一番好きな人も私自身だったんだね。
私が一番知っている存在は私自身だ。
私は『私』とずっと生きていかなければならない。
どんなに憎くても、どんなに醜くても。
他の誰かになることはできない。
私は『私』から逃れることはできない。
今日もこの砂浜を歩いて考える。
私が『私』を見つけるために。
いつか私が、
『私』を信じていいと思える日を夢見て。