名のない図書館へようこそお越しくださいました
本日、新しく入って物語がございます
もし、お時間がございましたら覗いて行ってください
白いワンピース
綺麗な白い肌
はっきりとしたピンクの唇
ほんのり赤の頬
綺麗に靡かせる茶色の髪
可愛い白のワンピースに
シンプルな薄いカーディガンを着て
涼しげな水色のリボンで髪を結んで
そんな女の子に憧れる
ぼくの物語
『みーくんは可愛いねぇ』
「みーくんって女の子みたい‼︎」
信田未葉音
通称みーくん
ぼくのことだ
女の子みたいと言われて
可愛いものが似合うと言われて
ただ、苦しいだけだった
女の子みたいであっても
女の子にはなれないから
性別転換手術も考えた
その言葉を知った時、希望を見てしまった
ただ、親は男の子が欲しくって
僕が産まれたことを喜んで
普通の男の子であって欲しい
そう願ってた
みーくんと呼ばれるたびに辛くなって
自分の名前を好きになれなくて
余計苦しくて
可愛いものが好きなのも否定しなかった
大切な子供だかららしい
「好きなものは個人差があって
そういう男の子もいるから」
苦い顔で言っていた
そんな親に女の子になりたいなんて
言えなかった
ぼくは一度でいいから
綺麗な白のワンピースを着て
綺麗な化粧をしてみたかった
『みーちゃん可愛いね
やっぱりワンピース似合うね』
そう言われてみたかった
そんなぼくは我儘だって
そう言い聞かせて
今日も"普通"にとらわれて
ズボンしか履けない僕が
大っ嫌いだ
お帰りなさいませ
お楽しみいただけたでしょうか
女の子の物語
白いワンピースでした
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