私は俗に言う彼氏いない歴=年齢と呼ばれる部類の落ちこぼれだ。特別魅力があるわけでも可愛くすら見える短所があるわけでもない。だからいつも好きな人ができても遠くから眺めるだけみたいなことが多かった。でも今回の相手は友達の同クラス、同部活で同性。なんとも皮肉なもので自覚こそ最近であったが思い返すと最初は推しにでもしようと考えていたし、他校の人達とも仲良くなり始めたころは特別気にしていたし、仲良くなったあとも嫉妬にしろ憧れにしろあの子を注視していた。仲良くなった後と言っても本当に私のことを信頼してくれるようになった?というか友達として初めて今まで引いていた線引きを後ろにしてくれたのは去年の十一月頃の話だ。あの時はなぜか分かっていなかったがすごく嬉しかった記憶がある。「去年の十一月頃」と明言できる訳は部活の大会が丁度きっかけであったからだ。あの時は先輩と大会とに板挟みに合い、まだまだ大会やその移動慣れない体を鞭打ってその月は丸々部活で頭がいっぱいだった。特に負荷が大きく出たのはあの子みたいで人前で涙を見せていた。もちろんそんな姿を放っておける訳もなく、でも出来ることもなかったからただ側にいて話し掛けられたらこれでもかと言う程フォローを入れていただけだった。それでもあの子は弱味を握られたと考えているんだろうと思う。
今日初めて気がついたけどあの子はやけに私だけに自分からのボディタッチが多いと思った。自分にだけそうやってしてくると危うい方向に勘違いしそうになったが考えるにあの子の一番のお気に入りはボディタッチはあまり好きじゃない。そこから推察すると私とのボディタッチによる警戒心の緩和、あわよくば仲の良さを見せつけてより自分に関心を持って貰うための囮ってとこだろう。それでも私がそれに選ばれることに喜んでいるからほんとに恋は危ないなと心底思う。
あの子が珍しいともいつも通りとも言えるけど休み時間中にぼーっとしていて何かあったのか不安すぎて思わず聞いてしまった。そしたら素直に答えてくれたみたいでどうにもなら無いことに悩んでてそれがどうこう言ってもどうにもなら無い、けどすごい愚痴りたい、と言ってた。そんなこと聞かされたら私でよかったら聞くよと誰でも答えるだろう。私も例に漏れずそう答えた。そうしたらこの場に居るからって断られてしまったけどもしこの場に「その人」さえいなければ話してくれていたのか、他の人はそっちのけで私だけに教えてくれたのかと期待せずにはいられない。あの子がこう言うことを人に晒すこと自体珍しい。そう言う時は大体追い詰められているがまだ自分で助けを求められる余力がある時だ。本当に無理になったらあの子はそれこそ全て自分の中に押し込める。だからまだあの子に手が届くと思って心が震えた。どういうジャンルか、誰のことか、そう言うことを想像しながら授業を受けた。恐らくだが部活のことだろう。それに+αでややこしい問題でもついていてそれが辛いんじゃないだろうか。その次の休み時間でもいつもならなんてこと無い嫌いな授業も嫌って言って終わるのに舌打ちが出ていてあぁほんとに病んでるなと思った。あの子がした舌打ちを知ってる範囲なら部活勧誘の時位以来だ。すごく心配だけど多分私がこれといって何かすればそれが負担になるから何もできない。
思いっきり名前も部活も写真や動画も今後の予定も全部曝して話せたら良いのに。私の言葉だけでは伝わらないあの子の魅力ももどかしく感じるこの呼び方も全部無視して話せたら。
部活で忙しくしているが私は今年ある意味一番遊ぶべき年だと考えている。だからこそ修学旅行なんて何がなんでも全てを楽しみたい。だが蓋を開ければ大会まで残り3週間と少し、修学旅行のその前々日は大会本番、それが終わった翌週ごろにはまたテスト。もはや全てのやる気を失くしてしまいそうになる。できればパッキングとか百均で買い揃えた旅行グッズを使って丁寧にしたかったし、旅行前に仲間内でカードゲームの担当分けとかしたかったし、バスの席がどうとか好きな人がどうとか色々やりたい。中学生の時はコロナで飛んでできなかった分、人生最後の修学旅行を楽しみたい。でも現実が追い付いてこない。だるい!
修学旅行の部屋割りは出席番号順だと。もはや笑うしかなくなってくる。2個後ろの人と組むことになるとどうやら互いに苦手意識を持っているみたいなのに地獄しか生まれない。しかも1個後ろの人は共通の話せる人間だから取り合いもどき待ったなしだ。早々にわたしはドロップアウトするだろうが。どうせ風呂入って寝て起きて着替える位の共同生活だ。そこまで苦でもない。問題は苦手意識の存在だ。せめてなにも知らない赤の他人レベルならまだしも向こうは生徒会長で挙げ句の果てに中学校は同じだ。名前こそ覚えられてないだろうが顔は覚えているだろう。それレベルでしかも向こうはどうやら私を除外したがっている。掃除当番が同じだからこそだが他の二人とは平気で話すのに私とだけは会話のかの字も雰囲気からねじり潰している。かの字も不憫だがそこについでにスパイスと言わんばかりに私のメンタルも入っている。干渉されなければ安心、無視されれば疑問、陰口叩かれたら大問題の一触即発の均衡状態をいかに崩さず崩されず持っていくことができるか大変不安である。
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辛いな!?
修学旅行生活班が番号順て…先生何考えとるんや。
好きな子が病んでたりするとなにか力になってあげたくなるのは分かるし、逆にこの人は私の悩みを聞いてくれる優しい人って思ってもらうしか無いかな…
苦手な人と生活班同じって最悪だよね…
まあ嫌いな人だから仲間はずれとかにされてももっと嫌いになるだけでまだいいけど…それでもやっぱりはっきりとされると辛いよね…だるいね。
楽しみたいのにやることなすこと多すぎて…
なんかやる気失せるーーーー
無視して耳塞いで楽しいことだけ考える時間も必要だよ!
頑張って!応援してるし愚痴はどんどん吐き出して良いからね!
小瓶を流してくれてありがとう!
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