咲です。今日はゆいの調子が悪いから、俺が代わりになってる。まぁ、人格が違うとはいえ、使ってる体は同じだから俺だってしんどい。

咲です。

今日はゆいの調子が悪いから、俺が代わりになってる。

まぁ、人格が違うとはいえ、使ってる体は同じだから俺だってしんどい。

見ている世界も、なんだか目の前にガラスの板が一枚張られているようで、変な感じ。


あーあ、本当は俺疲れてんだけどなぁ。仕方ないか。


あ、春途が出たいそうだから、ここで代わります。






咲にぃと変わったよ！春途です。


そー言えば咲にぃってなんで疲れてたの？

まいっか！


なんかねー、いますっごい嬉しいの！


学校の理科でね、星の勉強した！
すっごい楽しい！

((春途うるさい･･･静かにしてby咲

う･･･ だって･･･ いいじゃんか別に。
僕だってその･･･えっと･･･ ごめんなさい。


咲にぃに怒られたから静かにする。



そういえばね、僕、学校の友達に殴られちゃった。

なんでだろ。怒ったのかな。 僕何かしちゃったのかな。

そしたらね、その友達、笑ってたの。可愛いから殴りたくなるって言ってた。
よくわからないけど、怒ってたんじゃなかったんだね。よかった。

でも、痛かった。怖かった。 いつもゆいはこの友達の前で笑ってたよね？なんで笑ってたの？
いつも遊んでたのは、なんだったの？ 遊んでたのだけじゃなくて、いじめられてるのも、混ざってたの？


初めて知った。 僕、何もわかってなかった。


友達って、 怖いんだ。


咲にぃ。 咲にぃ･･･怖かったよ。

なんで･･･？学校って、楽しいんじゃないの？

咲にぃ、、

((はいはい

ぎゅってして

((うん

怖かった

((そうだな。

咲にぃ、僕、ゆいのこと守れない

((大丈夫大丈夫。もう寝ろ。 代わるから。




はい。咲に代わりました。


春途、トラウマになってたな。

あいつは純粋で、他人のことが大好きで、好奇心旺盛で、本当に子供らしいやつなんだ。

それが、少し壊された。

許さない。


俺は別に何されようと良いんだけどさ、ゆいと春途が傷つけられんのは本当無理だ。


ちょっと先生に改めて言ってみるか。