私は就活をする前に、ある仕事に就いていました。
それは、高齢者の介助をする仕事でした。
そこで私はあらゆることを経験させていただきました。
良いことよりも悪いことの方が多かったかもしれません。
私はその仕事で人というものが怖く感じました。
それは、入居者様に限らずとも先輩や上司に対しても当てはまることです。
私は、介助の中でも自分が人の命を握っているように感じたのが食事介助でした。
意思疎通のできる高齢者ではなく、意思疎通が難しい高齢者への介助で先輩は言いました。
『誰が良い?誰を経験したい?』
先輩は笑いながら、楽しんでいるような感じで、私にその誰かに当たる高齢者を選ぼうとしました。
私はその時ばかりは、遠慮しました。
すると、先輩は残念そうにしているのを見て、私もその時に先輩の言う通りにしていればよかったのかは今となっては分かりません。
ただ、高齢者の介助に直接関わる仕事に就いてる人には尊敬はありますが、私には難しかったのかなと思います。
でも、今でも高齢者に関わることの出来る仕事はしてみたいと思ってしまうんですよね。
どんなに自分に辛い出来事があったとしてもです。