幸せになれないことを運命づけられた人間。人に頼めない。人に頼れない。気が付けば、また面倒なことを、引き受けている。どうしてだろうか。

人に頼めない。人に頼れない。
気が付けば、また面倒なことを、引き受けている。
どうしてだろうか。「俺なんかが、楽に生きちゃいけないんだ」「俺は、こんなんじゃなくて、もっと苦しまなきゃいけないんだ」ということを毎回思ってしまう。それで、気が付いたら、自分のキャパを超えているようなことを引き受けている。

通っている大学のとあるサークルで、代替わりのときにサークル長に立候補した。前のサークル長の人には、期末試験の過去問をいただいたり、いろいろとお世話になっていた。だから、なにか恩返しをしないといけないと思って立候補した。仕事は大変かどうか聞くと、「そんなに難しくないのでできると思いますよ」ということだった。その時は、他に立候補した人はいなかったらしい。でも、大学での勉強に加え、公認会計士試験の勉強もしている。さらに週2回のアルバイトも。他のサークルのサークル長なんて、みんな大学生活とかアルバイトとか、上手く両立しているはず。俺は、中途半端が嫌で、勉強も、他のことも、「やるなら徹底的にやらなきゃ」と、いつも思う。
サークル長をやることになった、そのとあるサークルでは、前のサークル長はほとんど一年間、ずっと一人で仕事をしていた。俺も今現在まで、その、前サークル長の人に質問しながら、同学年の人や後輩には一切頼らないで、一人で仕事をしている。正直、もっと多くの人に協力してもらえるなら、インスタでの広報活動とか、企画を考えたりとか、そういうことが他の人の仕事になって、俺の負担はもう少し
マシになるはずなのに。でも、他の人を頼れない。俺も嫌になってるくらいだから、他の人だってきっと、こんな仕事やりたくない。「誰か、手伝ってください」の一言が言い出せない。俺は、家族以外の人と関わるときは、基本的に相手優先で、自分の意見や思いを殺してしまう。いつも相手の顔色が気になってしまう。「嫌われないように」「嫌な思いをさせないように」そう思う結果として、いつも俺だけが苦しんでいると感じる。自分が嫌なことを断れなかったり。

宛名のないメールで、他の小瓶を流すときにも、書いたことがある。「もし今、自分が苦しむことで、他の人が救われるなら、それでもいいか」という思考によく陥る。自分のことは二の次で、まず相手の幸福を優先するような思考回路。
サークル長の経験がもしなかったら、就職活動でのアピール材料がなくなってしまうかもしれない。「ガクチカ」といって、何かしら一個は大学生活の間に力を入れて取り組んだことがないと、就職活動でかなり不利になってしまうらしい。アルバイトもパン工場で、誰にでもできるような仕事だし。だから、今サークル長を諦めてしまうことは、もしかしたら自分にとって損なのかもしれない。でも、勉強だって、大学の勉強以外にも、公認会計士をはじめ、TOEICとか簿記とかの資格をとるために頑張っていることはある。

サークル長に立候補したのは、コミュ障を治したかったということもあったかもしれない。もともと、人と関わることは苦手だから。相手の顔色を窺ってばかりの俺は、大学に行くだけでも疲れていることもしばしばある。ラーメン屋さんでアルバイトをして、コミュ力が低過ぎて、わからないことを「こんな簡単なことを聞いていいわけないから、自分でやらなきゃ」と思ったりして、結果的についていけなくなり、一ヶ月半で辞めたこともある。サークル長になることで、否が応でも人と喋らなきゃいけない機会は生まれるはず。もしサークル長の経験を通して、コミュ障を克服することができたら、就職活動で、ものすごいアピール材料になると思う。
でも、どっちかといえば、複数の人の協力を得ながら、何か大きなことに挑戦するよりは、自分一人だけで黙々と努力する方が得意だということは自分でわかり始めている。人に気を遣いすぎるから。サークル長をやることでコミュ障の改善に向かう可能性よりも、「やっぱりどれだけ頑張っても、どこまで行っても俺は、人と上手く喋れないコミュ障なんだ」と、またそう思い知らされて、心に傷を負って自暴自棄になる可能性の方が高いんじゃないのか。

もっと早く気づいて、「辞退します」と言えばよかった。立候補なんてしなきゃよかったのに。周りの人の顔色を気にしてばかりの俺が、サークル長なんてできるはずないのに。なんで立候補したんだろうか。前サークル長の人にお礼をするにしても、もっと別の方法があったじゃないか。お菓子をあげたりとか、もっと簡易的な方法でよかったはずじゃないか。どうして、また自分で自分の首を絞めるようなことをするんだ。どうして、自分を犠牲にしてまで、自ら苦しい道に進んで、後からいつも後悔するんだ。愚の骨頂だな。俺はバカで、アホで、間抜けなどうしようもない奴だ。

何のために俺がサークル長をやっているのかわからなくなってきた。特別そのサークルが好きなわけでも、なんでもないのに。というかもうどうでもいいのに。活動日時を呼び掛けても、LINEのグループに30人弱もいるのに参加するのは2人しかいない。次の活動日時を決めるLINEグループの投票にも、投票してる人は3人しかいない。「自分の都合の良いときだけ参加するサークル」と謳っているから、しょうがないのかもしれないけど、なんの面白みもないサークルじゃないか。
俺だってもう大学の勉強とか、他の事で精一杯なのに。サークル長なんて悠長なことしてる余裕ないのに。何やってるんだ俺は。どうしてそんな無駄なことにエネルギーと時間を消耗しているんだ？
サークル長を辞められるなら、辞めてしまいたい。もう他の人に迷惑がかかるとか、そんなことどうでもいいから。他の人に対する迷惑とか、そんなこと考えてる場合じゃないはずだ。もっと楽に生きていいはず。当然のことながら、しなくていい苦労は避けて生きた方が良いはずだ。

完全にそのサークルとなんの関係もない人間になることは無理だとしても、せめてサークル長を補佐する役とかでよかったはずなのに。いきなり長は荷が重すぎた。そのくらい、俺は自分でわからなかったのか？「誰か、手伝ってください」の、その一言を言うことができなくて、自分一人で抱え込んでばかりの人間なんだから。なんで苦しいとわかっていながら、「こうなれたらかっこいい」とか、「やってみたら、案外すんなりとできるかも」とか、そんな幻想を抱きなから、飛び込んでしまうんだ？ちょっと、頭が悪すぎるんじゃないのか？

やっぱり俺は、優しすぎるし、どうでもいいことを気にしすぎなんだ。こんなんじゃ、生きづらくて当然だ。俺は、自分の中の本当の思いや気持ちを殺して生きている限り、きっと幸せになることなんてできないんだろうな。社会に出るまでに、もう少し、多少なりとも冷たさも持たないと。社会に出てからでは遅いかもしれないけど。どうでもいいことでも気にしすぎる俺は、社会の荒波に呑まれて、溺れて息の根を止められてしまうかもしれないけど。


長文、駄文で申し訳ありません。新学期でいろいろとストレスが溜まっているということもあるかもしれませんが、途中から愚痴だけになってしまって、不快な印象を与えてしまったかもしれません。申し訳ありません。
僕は一体、どうすれば良いのでしょうか。どうするのが正解なのでしょうか。