そんな不満のはけ口にあの人を使ってしまったんです。上に書いた事も、たまりに溜まった不満が爆発しただけで

学校休んで、連絡もせずに、家に引きこもって、それで両親が駆けつけて、もう学校行きたくないだ、やめたいだ、好き勝手言いやがって。お前の為に、将来的に歩けなくなるのが分かり切ってる母親は夜中ずっと走り回って、お前の事心配して、おかげで足の血管何本か切れて、歩けなくなる日が近づいちまった。父親は夜中高速乗ってわざわざ駆けつけたよ。
なのに実家帰ってきたら、平然と飯食って風呂入って、親と買い物に出かけて、好きな事しやがって。その上、何も言われたくない(小言言われたくない)だってよ。

ふざけるな！まったく良いご身分だな！
暗い顔して弱音吐けば、周りが心配して甲斐甲斐しく世話してさ。心が弱いから、卒業したら叔母が家の近くに住んで、ちょくちょく様子見にいってやるんだってさ。叔母の知り合いに相談相手にもなってもらうんだと。
いいよね、ツラけりゃ逃げ場があってさ。温もりのあるところに帰って、さぞ楽だろうよ。お前は大人になっても誰かに面倒見てもらうのかよ！本当に良いご身分だな！

私はな、辛くても相談相手なんていなかったぞ、逃げ場なんてなかったぞ。どこにも救いなんて無くて孤独で孤独で、もがき苦しんで！でも努力した、生きているのが苦しくても苦しくても、結局立ち向かって！
で、お前はなんだ、鬱だ？首つるロープを持ち歩いてるだ？ふざけんなよ！二十歳過ぎてそれとか、笑い話？
もうこっちは、お前が視界にはいるのがストレスなんだよ！
胃が痛くて痛くて、歩くのもやっとで、吐き気もするし、関節も痛いし。でもどれだけ吐き気しようが胃が痛かろうが、絶対に学校には行ってやる。歩けなくなるまで行く。お前みたいに簡単に家に引きこもってたまるか。






本当はわかってるんです、あの人は弱音吐ける人が側にいなかったんです。多分苦しんで苦しんで、つらかったんだと思います。私と目が合うとすぐ逸らすし、あの人とまったく関係無い話で「失望した」って言ったら反応してたし。本当は内に押し込んでるだけなんです、きっと家に帰ってきて、安心してるんです。

でも6年近く私は一人っ子状態で、家には両親と私の3人だけで、すごく穏やかで。あの人が帰ってきて、しかも問題抱えてて、家族がどうにかなっちゃうんじゃないかと、不安で、怖くて。おまけにめちゃくちゃ胃が痛いし、そんな不満のはけ口にあの人を使ってしまったんです。上に書いた事も、たまりに溜まった不満が爆発しただけで。
部活も引退して、受験だからって友人との交流も前より減って、その上あの人の鬱状態。思いつめすぎたんでしょうね、私は大丈夫です。