症状
将来の夢、人生の目標などに向かって努力をした時、挫折や絶望を繰り返してその夢が嫌いになっても、体が夢に向かう努力を求めてしまい自制が出来なくなる身体的依存症。
努力をすればするほどその夢が嫌いになっていき、それと同時に実現に対する憧れも比例して上昇していく。
初期は夢を実現した自分を想像したり、成長を感じて快楽物質が分泌され、知識欲が奮い立たさせるが、成長が低迷したり実力者を目の当たりにしたり等のストレスがかかると、夢に対し憎悪の感情を抱き、諦めるタイミングを失ったと絶望する心情変化が見られる。
潜伏期間が非常に長く、気が付いた時には後に引けないレベルにまで進行していることが多い。
「これまでの努力を捨てるのは惜しいが、このまま続けて果たして結果は出るのだろうか」
という考えに至ることが多く、この期間に掛かるストレス量は筆舌し難いものである。
成功者の名言や好意を寄せている音楽、自分が大好きなコンテンツの活動の観察や気が済むまで涙を流す等(ここに記したものは一例に過ぎない)を行うことで一時的に精神は安定し、冷静な判断ができるようになるが、この麻酔はそう長くは続かない上に、回を重ねるごとに効果時間は短くなり、効果の強さは弱まっていく。
夢を抱いている人間ならば誰でも発症する可能性があり、もっとも重度の症状が出る年代は若い世代である。
この心理変化に対するもっとも効果的な対処法は、これを書いている筆者にはわからない。
筆者もまた、この症状に悩まされている人間の一人だからである。
ある一定のタイミングで踏ん切りを付けるべきだとは思っている。
この依存症が世界から撲滅された時は、人類が未来に希望を持たなくなった時である。
※この資料に関する病名及びその他表現はすべてフィクションです。
実在する病気、症候群等とは一切関係ありません。
こういうの書いて見たかったんです。
実際に悩んでいることを少し捻った表現で、共有できたらなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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狼さんへ
お返事が遅れてしまい申し訳ありません。
この感覚は私だけではなかったのですね。
夢があっても、希望がない状態。
こんなにも腑に落ちる表現があったとは...
脱帽です。
私も、狼さんと共に考えて、自分の答えを探そうと思います。
通りすがりの狼です。
若い人間とお話すると、よく感じる感覚がこれらに通ずるものがある気がします。
「夢はある。けれど、希望がない。」
「頑張ろうと決意しても、急に不安に取り憑かれて、現実逃避を始めてしまう。」
そんな若者が多い気がします。
これは果たして彼ら本人だけの問題なのか。
確かに最後に立ち向かうのは本人だけれど、それまでに影響を与え続けた大人になにか出来ることはなかったのか。
また、その大人も過去にそういった想いを抱いていたことがあったのではないか。
大人の中にも少年の頃の諦めが、未だ張り付いているのではないか。
何をどうすればいいかわかりません。
けれど、諦めを強いられた人間たちの代わりに、狼は感じ、考え続けたいと思います。
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