虐待について 大きな社会問題になっているのが児童虐待だ。最近、ニュースや新聞でよく見かける。特にネグレスト

虐待について



大きな社会問題になっているのが児童虐待だ。
最近、ニュースや新聞でよく見かける。
特にネグレスト（育児放棄）が多い。
年々、虐待という痛ましい悪質な事件が増加してきている。


虐待をする理由としてよく『子供が言うことを聞かないから。』『自分の時間がないから。』『好きな男ができたから。』などといった無責任な発言を耳にする。


確かにノイローゼという病気があるくらい子育ては想像以上に大変だろう。子育てした人にしか分からない苦労やストレスなどはたくさんある。
子供が言うことを聞かない上、親なら夜泣きや我が儘にも付き合ってあげないといけないし、お風呂に入れさせ、ご飯を食べさせ、着替えさせ、添い寝をし、靴を履かせたり、ベビーカーを押したりと日常生活の何から何まで親の手が必要とされる。その１つ１つが苦労と呼ばれるものだろう。
その反面、寝返りしか打てなかった子がハイハイできるようになる。
ハイハイしかできなかった子がつかまり立ちができるようになる。
つかまり立ちしかできなかった子がよちよち歩きができるようになる。
生まれた瞬間、初めて言葉を話したとき、初めて会話のキャッチボールができたとき、その成長１つ１つは感動と呼ばれるものだろう。
誰しも感動は覚えたはずだ。
その苦労がいつまでも続くわけではない。
夜泣きに付き合ってあげることができるのも、添い寝してあげられるのも、ベビーカーを押すことができるのも、一緒に手を繋いで歩くことができるのも、抱っこができるのも、長い人生のうち、たった数年だ。長い人生からすれば一瞬に過ぎない。子供ができれば子供中心の生活になり、自分の時間がなくなるのは当然のことだし、言うことを聞かないのも当然のことだ。そんなこと理解した上で子供を産んだはずだ。
何もかも覚悟した上で子供を産んだはずだ。
あれほど欲しいと願ってやっと授かった子供だ。生まれる前に亡くなった子、生まれた直後に亡くなった子、生きたくても生きられない人がたくさんいる。生まれてきてくれただけで奇跡でとても幸せなことで感謝すべきことだ。赤ちゃんに例えばお金やオモチャを渡したらどうするだろうか。赤ちゃんはお金にしろ、オモチャにしろ、どんな汚いものにしろ、触れたものは必ず口の中に入れる。入れることでこれは食べられるものなのかと既に経験をし、そうやって必死に生きようとしてる。なのにそんな身勝手な理由だけで虐待をする。
下手すればまだ生きられる命まで奪う。
本当に許されないことだ。
本当に子供が可哀想で仕方ない。
無責任すぎるのではないだろうか。中にはまだ未婚なのに男の子の双子が欲しいと名前と性別まで決めている人もいる。下手すればＷの子は可愛いから欲しいという理由だけで将来、イギリス人と結婚するという夢を持っている人もいる。そんなのただ親の勝手なエゴに過ぎない。夢は何でも持っていいわけではない。そんな勝手な夢なんて追うものではない。捨てるべきだ。結婚というのは、本当に愛する人と一生寄り添って生きることを結婚という。Ｗの子が欲しいが為に外国人と結婚したいという願望はおかしい。子供は親の価値観で生まれるわけではない。子供は親のエゴの為に生まれるわけではない。子供は親のサンドバック代わりに生まれるわけではない。
子供は親の所有物でも何でもない。
そんな中途半端な気持ちだけで子供なんて産むものではない。『ただ欲しいから』『可愛いから』と安易や考えで産むものではない。
『何があっても、一生この子に愛情を注ぎ責任を持つ。』
そんな覚悟が本当に出来ている人だけに子供を産む権利や義務が与えられる。
本来ならば、性別関係なしに『どんな子でもいい。』とそんな考えを自然に持たなきゃいけない。
もっと命の大切さを考え直さなきゃいけない。どんな子だろうと生まれてきてくれたことに感謝し、無条件で子供を愛するべきだ。


そうやって一人一人が責任と自覚を持ち、もし本当に子育てが辛くてどうしようもないなら周りに頼ったり、相談したりすることで虐待は減ると思う。
虐待は二度とあってはいけない。