人前で歌うのが嫌いだ
今日、音楽の歌テストの前日だったから
先生がチェックする、と言っていた
二人ペアでやるって
先生は
「テストじゃないからリラックスしてやってね」
って言ってたけど明らかに全員に見られて歌うなんて無理に決まってる
音楽の先生は、「思春期の女子にありがちなのがすっごく小さい声。休み時間は普通の声で話してるのに、テストになるとすごく小さくなる。ホントにいるよ」と言って、その女子のお手本を見せた
まあ、どこのクラスにもいる女子だ
みんな、笑っていた
私は、不安になった
プレゼンテーションは好きだけど、自信のないことをやるのが無理で
小学校高学年辺りの時に、跳び箱をして
うまく跳べなかった私は
あとですごい笑われた
その時は自分も笑ってたけど
それが何回も積み重なって
人前で自信のないことをやるのが無理になった
怖かった
恥ずかしいんじゃない
怖い
順番が回ってきたとき
頭が真っ白になって
体に力が入らなくて
無理で
怖くて
結局、できなかった
その場に蹲って泣いて
それで授業が終わった
先生はよくあることだね、って言って笑ってた
よくあること?
ふざけんな
私の何も知らないのに
分かったみたいに言うな
そしたら何人かお腹が痛いって言う女子が出てきた
私の三番くらい後にやる予定だった女子もお腹が痛くなって
結局できなかった
そしたら先生が
「○○(私の名字)さん現象?」
って言って、みんな笑ってた
猛烈に腹が立った
教師に対してこんなに怒りを覚えたのは初めてだった
そしたらさっきまで冷たかった体が一気に熱くなって
呼吸が一気に速く、深くなって
また過呼吸になった
反復呼吸をやる暇も無いほど
辛かった
しんどかった
怒りで体がいっぱいになった
授業が終わったらすぐに教室に帰った
あの音楽の先生は、きっと
「ごく普通に、恥ずかしかっただけだ。思春期だ」
としか思っていない
私の何も理解していない
教室に帰ったら、担任の先生は職員室に行っていて、私一人だった
そしたら、何人かの女子が教室に戻ってきていた
たまたま、
本当に偶然
聞いてしまった
「詩音ちゃんってさぁ、ほんと、ああいうの迷惑だよね」
「マジでそう!私、隣の女子と一緒にやる予定だったのに、ズレて男子とやることになったし!最悪じゃない?」
「自分が悲劇のヒロインだとでも思ってるよね」
「ぶりっこ、っていうより、ナルシスト?」
「ああいうの、気合いでやればいいのにね。泣けば誰かが心配してくれるとでも思ってるんでしょ」
「ヤバいよねー」
私はあえて勉強に熱中しているフリをした
過呼吸になりそうで
怖かった
たった一人の男子友達が
「おー泣き止んだか?まぁ、まだテストじゃないし、大丈夫だろ」
って言ってくれた
他の友達も、そのことには触れないで楽しい話をしてくれた
後ろの席の男子はいつもの世間話をしてくれた
いつも通りの日常が
私にとって
すごくうれしかった
けど、私に陰口を言っていた女子生徒たちは
こそこそとこっちを見て何か言っていた
そして
「大丈夫ー?」
「なんであんな風になったの?」
って聞いてきた
ニコニコの笑顔の裏には
馬鹿にしたような表情が潜んでいる
長くなったけど
しんどかったって言う話
大人って肝心なところに気付いてくれないよねっていう話でした
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小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
アクアン
男子とやることになった最悪という女子は、本当は喜んでいる。
ナルシストやぶりっ子と言っている女子は、自分がそうだという自覚がある。
悲劇のヒロインというやつは、自分以外のヒロインがいないと思うからの発言。
気合でやればいいと言うやつは、気合も根性も漢気も知らないだけの弱いやつ。
それを気付けない先生は結局、表面しか見えていない。
そんな学校で、発表とかは緊張すると思います。
怖いという気持ちもわかります。
思春期で片付けるのは、想定外で、責任を負いたくないという現れ。
ちょっとした解決策なんですけど、みんなの前でやるのが嫌なら、できればじゃがいもに見立てれば、いいのかなと思います。
それか、そいつらは失敗して笑えるほど上手くないのであれば、そいつらよりはできると思えばいいと思います。
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