今日、事務の短期間バイトをするため、事務求人に注力している、ある人材派遣会社の登録面接に行った。
20分での記入を指示された、職歴についてのA3サイズの書類をはじめとした3枚の書類は、如何せん私は経験社数と担当業務が多いから、「もしかするとこれも試験のうちか?」と思い急いで書いたものの、時間内に仕上げることはできなかった。その代わりといっては難だが、可能であればの持参を指示されていた、履歴書を提出した。
事務求人への登録であるためか、タイピング試験とコンプライアンス試験が課された。試験が課されるとは知らされていなかったから、少々動揺したものの、タイピングについては、57秒間で267回タイプしてミスは8回であり、そのミスは単なる不注意ではないことも明らかになり、コンプライアンスについては、公務民間問わず被用者として当然実践してきたことだから特段難儀しなかった。
試験には適い、その派遣会社に登録し、今日早速1社の提案を頂き、派遣先様に対するその紹介を依頼した。合否は3日後に明らかにされる。
久し振りにネクタイを締めて外出し、ビジネスっぽい話をしてきた。こちらは労務を提供する側、相手は労務機会と賃金を提供する側であり、事実上はこちらが弱い立場だが、本来的にはお互いの利益を産むためのある意味での商談であり、率直に楽しかった。
これまでの職歴の殆どにおいて、パワハラセクハラいじめ等「内部」の人間関係は不穏で苦しかった一方、お客様や提携先等「外部」の人間関係は不思議と良好だったし、お客様のために考え勉強し行動してお客様から感謝いただくことが、やりがいであった。
「事務」は、「事務的な冷たい対応」と否定的に例えられたり「所詮は利益を生み出さない裏方部署」と冷たく見られたりする。しかし、私は、負け犬の遠吠えと言われようとも、「事務は、法令、就業規則、世間常識、お客様や提携先との契約についての知識を駆使し、かつ、コミュニケーション能力を発揮し、お客様、提携先及び社内他部署の期待に応え得るソリューションを提供する仕事である。」と考えている。7年間のパワハラ等に耐えてまでしてこれまで事務を10年以上務めてきた由縁は、これであった。