いま思い出した。
中学生の頃、男子が突き飛ばされてるところを見たことがある。
あれって、いま考えたら絶対にいじめだった。
私は違うクラスだったから、実際にはもっといろんな辛いことを彼は受けてたのかもしれない。
男はいじめたりしないなんて嘘だよね、彼は確かに泣いてた。
私はそれを確実に見てた、でも見てるだけだった。
あの時は「これはいじめだ」っていう感覚すらなかった。
じゃあ何だって聞かれても、いじめしか思い浮かばないのに。
私はものすごく嫌われてて、思えば保育所の頃からずっと誰かからには嫌われてて、でも、私が受けたのは言葉の暴力だけで、きっとあれはいじめではなかった。
それを見てた時だって、いつ私が同じことをされても不思議じゃなかったから、恐くて、心臓がすごくバクバクして、泣きたくて、その場から逃げ出したくて仕方なかった。
本当は彼の方がずっと恐くて、心臓がバクバクしていて、その場から逃げ出したくてたまらなかったはずなのに。
卒業したけど、私はいろんなことを思い出してすぐ泣いてしまう。
でも彼は、そんな辛かった私の何倍も苦しかった。
彼にとっては、私はあの加害者たちと同じで、彼を突き飛ばしたあの男と、私に酷い暴言を吐いたあいつらと何も変わらない。
私の中で終わることがないように、彼の中でだってきっと終わってないし、一生終わらない。
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ななしさん
いじめってあり得ないよね!
いじめしてるやつタヒだわ~
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