思えば小さな頃から愛されてはいなかったのかもしれない。私の親は兄と姉にかかりきりで、育ててもらった記憶もない。まあ、全てないというのが正しい表現だが。
私の中にはもう1人の人格がいた。産まれた時から居るのはそっちで、私はあとからできた人格である。産まれた時からいた人格は小学4年を境に姿を見せなくなった。現状に耐え兼ねたのだろう。
だから私には小四より前の記憶は無い。最初の人格が全て連れて逝ってしまったから。厨二病だと言われても、妄想だと言われても、私だけは彼女の存在を信じ続けている。
時が経ち、私も高校生になった。自分の親がいわゆる毒親だと、他人に言われて初めて気がついた。高校に行きなさい。精神病だなんて、お前は軟弱だ。本当に先生の説明聞いてた?笑
今までの多数のトラウマを抱えて生きるのは、この家族と共に生きるのは、無理だと気づいてしまった。とっくに限界なんか超えていた。私だって頑張ってるんだよ。自分で勉強してるよ。何を言ったって届かなかったね。
後悔なんてしてくれなくて構わないから、解放してください。