私もねおばあちゃんを亡くした。
貴方と同じで急のことで、電話がかかってきた時、何があったのかわからなかった。
病院で、ベットに横たわっているおばあちゃんを見て、泣くことはできなかった。ただただ見つめていた。
意識のなくなって、ただただ心臓だけが動いているだけの、あとは死ぬのを待つしかないおばあちゃんを。
不思議と涙は出てこなくて、そんな自分を恨んだ。
流石にお葬式では泣いた。でも人が死ぬっていうことがどういうことなのかわからなかった。
もう2年近く経つけど、未だにわからない。
でも忘れたいとは思わない。だっておばあちゃんを忘れてしまったら、おばあちゃんとの楽しかった思い出や、嬉しかった思い出も全て忘れてしまうから。
私も忘れたいって思った。こんなもやもやした気持ちの悪い感情いらないって思って。誰も死ぬなって思ってさ。
でもそんな事無理で、つい最近、もうひとり親戚が亡くなってさ、やっぱり突然だった。もともと病気にかかってて、余命宣告的なのはされてたみたいなんだよね。だから覚悟はしてた。皆ね。
でさびっくりしたのが、私のいとこがさほとんどなくなった人と会ったこともしゃべったこともほとんどないのに。
あの子いっつも泣かない子なのに。私よりも早く泣き始めて。なんでかはわかんないけど、初めてでたお葬式だったから、泣けてきたらしい。
私はなくなった人に残るのは、記憶だけだと思ってる。
置いていかれた人たちの、大切だった人たちの。
記憶じゃなくて、思い出のほうが良いのかもしれないね。
