1年前、雑草(偽名)と仲が良くなった。
一時期は共依存になってたこともあった。
今年度のクラス替えでクラスが離れて、2人して落ち込んでいた。
その時雑草は言った。
「やばい、ヤンデレになりそう!(高音叫び)」
正直、そこまで愛してくれているのか、と内心嬉しかった。
一学期の中間。
俺と雑草ともう1人の友達を入れて交換日記を始めた。
これは今も続いていて、もうすぐ5冊目に突入する。
3冊目に突入したあたりから、俺は雑草と距離が開き始めた。
理由は分かる。
お互い、話す友達が変わった。
雑草はクラスの友達と、部活の友達。
俺はクラスの友達や、小学校からの友達、部活の友達と話すことが多くなった。
元々、趣味はあまり合わなかった。
…いや、本の趣味(小説)はあっていた。
合わなかったのは推しだ。
雑草は実況者が好き。
俺は歌い手が好き。
俺はゲーム実況を見ない方で、雑草は歌い手に偏見を持っているため、見ないらしい。
それでも、理解してくれようとしたところはあった。
俺の推している歌い手グループの放送を見たり、動画を見たり。
でも、合わないらしかった。
それはしょうがないと思った。
でも、俺は雑草の押している実況者たちの動画は見なかった。
見ようと思ってサムネを眺めるが、やはり、“17:38”などの数字を見ると、見る気をなくしてしまう。
元々、好きな歌い手グループでも実写動画と歌しか見てなかったから。
ゲーム実況なんて見てなかった。だから、見なかった。
だからかな。
離れていったのは。
いや、違う。
俺が原因なのは変わりがないけど。
合唱コンクールのことがあったからだ。
何故か雑草は休みで、雑草の歌声を楽しみにしていた俺は、イラついた。
なんで休むの?
昨年度、合唱コンクールの前日に雑草はズル休みをしていた。
合唱コンクールの日は来たけど、今年度は本番にズル休みしたのかと思った。
俺は、雑草と繋がっている小説投稿サイトの愚痴専用の作品で愚痴を吐いた。
それも、相手を責めるように。
「なんで来なかったんだよ。ふざけんなよ」という風に。
相手は怒った。
高熱で頭が痛くて、それに耐えて、行けないことを悔しがってたから。
そんなことを知らずに思い込みで相手を傷つけた。
3日で仲直りしたが、そこから俺は相手を直視出来なくなった。
日記を貰う時も、お互い目を合わせない。
「ありがとう」「よろしくお願いします」
の挨拶だけ。
俺は、雑草の存在が大きかった。
俺の中で雑草は、絶対的存在だった。
誰よりも大事で、自分の命よりも大事だと思っていた。
でも、自分でその関係を壊した。
一緒の役割をやっても、他の人がいるから俺と話さない。
目が合っても冷たい視線だけが来る。
「なんでお前がいるの?」というふうに。
どうしたらいいのかな。
こんなのが続くようだったら、俺は死にたい。
死んだら…?
いや、大きな怪我をすれば心配してくれるよね。
事故にあって、入院でもすればお見舞いに来てくれるかな。
また、元通りの中に戻れるかな。