現代ではしばしば、生きていることを実感できない。もしくは、実感を求める傾向が見受けられる。
生きることを実感するために人がとる行動は様々であるが、ここでは割愛する。
私が、気が向いた時にする行動として『遺書』を試しに書いてみるということである。
この世に残る者へ、なにを伝えていこうかと考えるうち、この世の未練を思い出すのだ。
大抵は人をいやに思い死にたくなる。そのため誰に対しどう思っているのかを思い返し、どうでも良いことではないかと思える機会なのだ。
さて、この小瓶を言葉の大海より拾い上げたあなたに、お尋ねしたいことがあります。気が向けば、この瓶に同封してまた海へ放り投げてください。
“遺書にはなにを書きますか。”