自分がもしいなくなってしまっても誰も困らないのではないか。
誰も悲しまないのではないか。
このまま私立の高校に進んだとしてもやりたいことはない。
地元の高校に行くのはどこかプライドが許さない。
中学は特待生として入学したから?一応優等生(笑)だから?
地元に進学したほうが絶対に楽なのは分かっている。
周りのノリがしんどい部活だって、身に覚えのない小学生の時いじめっ子だったという噂からも離れられるはず。
毎日絶えない親との進路を巡った論争。
正直どの大学に行きたいか、将来何をしたいかなんてない。
でも中学受験をした以上?決めなければいけなかったらしい。
受験をしたきっかけは必ずしも自分の気持ちだったのだろうか。
親から勧められて始めた受験は、客観的に見ると自分で始めたモノになるのだろうか。
親はやりたいことがないのならいっそ中卒で仕事を探せと言う。
確かにそんな人生でもいいのかもしれない。
住み込みで中卒でもできる仕事を探す冬休み。
高校入試前の貴重な冬休み。
ほんとうは、もうなにもしたくない。
高校に進学したって親との論争からは逃げることができない。
次は大学について話すことになるだろう。
行きたいところも、やりたいこともないのに。
自分がいることで、親は無駄な学校のお金を払う必要がある。
弟(笑)に使いたいお金だってあるだろうから、こんな自分にあまりにも多く今まで費やしてきた分は勿体無いと感じているだろう。
自分が中学受験に失敗なんてしなかったらよかった。これは紛れもない事実。
落ちなければ私立に行くことも、今までの塾のお金が無駄となることはなかった。
そもそも受験なんてしなければよかった。これも事実。
自分がいなくなったとしても、家族は悲しまないだろうと思う。
愛想のない、自分勝手で家族のことを思いやることなんてできないブスな自分なんて誰からも必要とされていない。
学校にも、そこまで仲の良い友達はいない。
部活の同期だって、自分がいなくなることでスタメン争いをする相手がいなくなって嬉しいのではないか。
このまま自分がとうめいにんげんになって、記憶すらもみんなの中から消えてしまえばいいのにと思う。
それか、誰にも迷惑にならない形でひとりで死んでしまってもいいかなとも思う。
太陽が昇れば、また日常がやってくる。勉強をしなければいけない1日がやってくる。
朝になんてならなくていいのに。このままずっと夜であればいいのに。
勉強だって、塾の時に頑張ってただけでここまでやってきたんじゃない?
もう今は賢くなんかないよ。
もういやだ。べんきょうしたくない。ほんとうはばかだったんだよ。かしこくなんてない。
勉強のことなんて考えずに1日中漫画を読んで、たまには絵だって描いたりして気ままな人生を過ごしたい。
馬鹿だし、勉強もしないからって携帯は没収(笑)されてるっけ。
しんどいしんどいしんどいしんどい
もう嫌だ、自分に生きている価値を見出せない。
でも今は未成年だから、親の脛をかじらないと生きていけないから。
こんな自分がみっともないと思う。恥ずかしい。
死ぬ勇気はない。ただの意気地無しであることは分かっている。
でも生きてて人に幸せを感じてもらえることがあるとも思わない。
自分の存在価値を考える毎日。なんとなくで勉強をする毎日。
生きてて人に迷惑しかかけてないよ、きっと
生きててほんとうにほんとうにほんとうにごめんなさい
だれにもみつからないようにひとりできえられたらいいのに。
それか、だれかたすけて。じぶんのことをすくってください。