死にかけたことがあります。
小川の向こうにイングリッシュガーデンがあったんです。
そこで、主催者の女性に招かれました。
「待ってたわ。あなたはあちらの世界でなにを成してきたの?聞かせて」
私はなにも成してなくて、話せることは何もなくて戻ってきました。
私は子宮がなくて子どもを産み育てることもできないし、特別な仕事もできない。
でも、あの庭に戻って、私はこんなことをして、帰ってきましたって言いたいと思ったんです。
今は事務補助というシュレッダーばかりかけている仕事です。
でも、あの人なら、この経験も楽しそうに聞いてくれると思うんです。
それで、今日も生きてます。
そんな変な生き方もあるとお伝えします。
暖かくしておやすみなさい。