『ずっと好きだったよ。』
Character:奏(かな) 陽(よう) 蓮(れん) 杏(あん) 咲(さき) 律(りつ) 星(せい) 篠(しの)
〜関係性〜
奏(かな)→杏(あん)の友達。
陽(よう)→奏(かな)のことが好き。蓮(れん)と律(りつ)とは友達。
蓮(れん)→ひそかに奏(かな)に思いを寄せている。告白を決意。陽(よう)と律(りつ)の友達。
杏(あん)→恋愛とは無関係。アドバイスはする。奏(かな)の友達。
咲(さき)→クラスのマドンナ。律(りつ)の彼女。篠(しの)の友達。
律(りつ)→咲(さき)の彼氏。蓮(れん)と陽(よう)の友達。
星(せい)→人気者。咲(さき)に思いを寄せている。
篠(しの)→咲(さき)に憧れて友達になった。
〜前回までのあらすじ〜
同じクラスの奏(かな)と陽(よう)は両片思い。
陽(よう)はこのことにきがついたが、中々気持ちを伝えることができない。
そんな状況を最もよく分かっている蓮(れん)は、断られることを前提に告白しようと計画している。
奏(かな)の気持ちに気づくことなく、、、
〜第8話 奏(かな)ターンstart〜
私、鈴木 奏(すずき かな)は、最近やっと気がついてきたことがある。
私は同じクラスのイケメン男子、佐藤 陽(さとう よう)に恋していた。
しかし、気がついてしまった。
私が本当に好きな人を。
それは、陽(よう)くんの友達である蓮(れん)くんだ。
蓮(れん)くんには今までに感じたことのない『好き』を感じるのだ。
勿論、陽(よう)のことも好きだが、それは『憧れ』。
『恋愛』ではないことに気がついた。
陽(よう)くんは優しくて、爽やかで、イケメンだけど、蓮(れん)くんいはそれ以上の「なにか」を感じる。
それはあの時からだ。
私はすごく運動神経がいい。
そう思っていた。
ううん。
思われていた、が正しいかな。
この前、クラスでドッチボールしたんだよね。
そんときに、蓮(れん)くんと同じチームだったんだ、
でね、最後に残ったのが私と蓮(れん)くん。
先に蓮(れん)くんが外に行った。
向こうが、4人いるのに対して、こっちは私1人。
もうどうなるか分かるよね。
私、当たっちゃったんだ、、、
そんとき、チームのみんなは責める訳じゃないけど、こっち見てコソコソ話してたんだ。
私だって当たりたくて当たった訳じゃないのに、、、
そんな時に蓮(れん)くんは私を庇ってくれた。
それから、蓮(れん)くんのことを『好き』って感じるようになった。
けど、このことは誰にも言ってない。
ただ、ずっと蓮(れん)くんのことを考えているだけ。
続く