私は弱い、
体も心も、何もかも。
どうしてこんなに体が弱いのだろう。
走ることが好きなのに、走れない。
どうしてこんなに心が弱いのだろう。
人を愛したいのに、愛せない。
こんな私は生きていて
意味があるのだろうか。
でも弱い私には死ぬ勇気すらもない。
こんな哀れで醜い自分を
愛せない、愛せやしない。
私は目を閉じて、想像するだけ。
血だまりに横たわり、
傷だらけの手を投げ出して、
死んだ魚のように空に腹を向ける。
自分は死ぬ瞬間、
何を想い何を悔やむのだろう。
花と共に柩に入る。
きっと私はその瞬間が
人生で一番美しいのだろう。
私の葬儀は、
誰が来て誰が泣くのだろう。
そして私は忘れられていく。