もう前のようになるべく自然に好意をもって接することができなくなってしまった。
人間同士として仲良くできたら。恩人として私も彼に何か恩返しできたら。そう今でも思うけれど。
先日もう会うつもりはなかったんだけど、彼の働いてるところへ行くことが決まっていたので予定通りに行った。でも私は表に出なかったけれど、私たちがいるところまで来てくれてずっとそこへいた。それ以前も、彼が同僚と顔を出したときに、さすがに無視はできないから手を振ったら、もう向こうへ戻るときだったのに振り返って笑顔で手を振り返してくれた。こういうことができる人だから心を揺さぶられてしまうのかも。
もう前のように軽口とかカジュアルには会話できなくなって、友人が発した一言に微笑む彼を見て、あぁこういう対応が誰にでもできる人なんだなって、また悲しくなったけれど、決別しようと改めて思った。
私はベストの自分になれるように、自分という人間を外見も内面も磨くことに全力を尽くす。大切な仕事があるから、それを100%やり遂げる大人の女性になる。彼と接する機会があってももう緊張しないくらい大きな人間になろう。それで縁があるなら嬉しいし、縁がないなら、私はまたもっと自分に相応しい素敵な人と縁できるはず。
さようなら。あなたと見ているだけで、少し接するだけで本当に楽しかった。近くにいつも来て助けてくれるのが恥ずかしいけど嬉しかった。私の家族にとてもよくしてくれてありがとう。あなたがパートナーと良い関係を作り、これからの人生を豊かなものにしていきますように。