なんで、弟なんてものが存在するんだろう。
あいつのせいで、私の心はボロボロだ。
始まりは、私が2歳になったころだった。
母が、嬉しそうに私に言った。
「弟ができるよ!」
弟…? なにそれ。
私は、父と母のことが大好きだった。 いっつも私を見てくれてた。
あいつが生まれてくるまでは…。
最初は、正直うれしかった。
小さい…。新しい私の家族。
触ると、キャッキャと笑う。
少し…かわいいと思った。
「お母さん、一緒に遊ぼう。」
私は、母に言った。
「今は、ちょっと。 ○○君のお世話しないと。」
私のほうを見向きもせず、そう言った。
父も、同じように、遊んでくれなかった。
その時、私の心の中で、何か、すごい憎しみと悔しさと悲しさが混ざったような気持ちがあふれた。
(あいつが…私のパパとママをとったんだ。)
弟が7歳になると、私は10歳になった。
父は、単身赴任で、母は、夜遅くまで帰らない。
親が家にいない間、弟は私に、殴ったり、けったり、暴言を吐いたり…
地獄のような時間だった。
母が帰ってくると、
「おかえりー!」
って言いながら、玄関に向かう。
そんな日々が、毎日続いた。
そのたび、心の中で、小さいころの記憶がよみがえる。
あの、ぐちゃぐちゃした気持ちが…
今は、部屋に引きこもってます。
そして、毎日毎日、「人を呪い殺す方法」を調べています。
誰にそんな呪いをかけるか… もちろん、弟です。
あいつは、私の人生をめちゃくちゃにした。
必ず、地獄に叩き落してやる。
とても、苦しいやり方で…
ぜひ、いい呪いがあったら、教えてください。
私は、絶対に…あいつを許さない。