はじめまして、Aです。
はじめに、お目汚しを申し訳ございません。
つまらない人間の、つまらないはなしです。
わたくしは、物心がついた頃より些細な事でも希死念慮を抱くようになっておりました。
今も昔も、いちばんの願いごとは「いちはやくこの命を絶ち、かぞくのお役に立てる事」です。
おことわりをしておきますが、わたくしの父も母も、そのような事を望んでいると仰ったことは一度もありませんし、とても大事に、自由に、のびのびと育ててくださいました。
ですので、虐待からくるものではないことは確かでございます。
わたくしが希死念慮を抱くときは、
両親が言い争いをしている時、兄と姉が不調の時、自分のテストの点数が良くない時、寂しい時などです。
なぜそんなにしにたいのか、きっと生きることに希望を見出せず、自分の価値が信じられず、お荷物だけにはなりたくないと、案外高いプライドによるものかもしれません。
兄も姉も幼い頃から出来が良く、勉強もスポーツも出来、また友人もたくさんおりました。一方で、わたくしは頭の出来が悪く、両親が望むような友人をつくれず、両親をたくさん悩ませておりました。
男にも女にも恵まれ、容姿も才能も恵まれた子供が2人もいるのに、なぜわたくしは生まれてしまったのか。
2番目までは上手くいったのに、3番目でいちばん手のかかる子供が居て、欲をかきすぎたのではないかと、子供の分際でずっと、思っております。
わたくしは、幼い頃より多くの習い事を経験させていただきました。特にバレエは9年間、コンクールにも出させていただき、またその間、バレエだけでなく塾や部活などもあり忙しく動き回り、田舎なのもので全て車移動でしたから、母親の時間を、末っ子のわたくしが存分に奪っておりました。
その結果、今兄は社会に出られず、10年以上ひきこもりになってしまいました。なんでも一人でできて、一番手のかからなかった子にこそ、きっと母親の目がいちばん必要だったのではないかと、思いました。
元々出来が悪く、心配ばかりかけて、成績では恥をかかせて、お役に立てないのになぜ生きてるのかも分からない家族のお荷物が、そこでまた、家族仲悪化の要因をつくってしまって、ああ、もう、やはり自分が居るからだめなのだと。全て自分が要因ではないにせよ、少なくとも要因の一端は私にもあると思うと、野菜を切るときに不要な腐った箇所を切り落とすように、植物の成長のため葉をまびくように、自分という存在を切って捨ててしまいたいと、そう思うのであります。
わたくしは幼少期、かみさま、に自分の命を還しますから、家族仲をよくしてください、とよくおねがいしておりました。わたくしの命なんぞいらぬ、というなら、わたくしの存在ごと無かったことにはできないか、と問いかけておりました。とにかくわたくしの存在が家族の負担なのだと信じて疑わないものですから、ひたすらに、かみさま、に手を合わせ、必死で祈るものでした。
時には、自らの心臓の音に耳を澄ませ、その鼓動が弱々しくなるイメージをして、念力などでどうにかならないかと、それはまあ、今でもよくしております。
自殺をする計画は幾度もたてましたし、夜中に台所へ行っては包丁を自分の心の臓に向けてみたこともありましたが、今もおめおめと生き延びていることからもわかるように、わたくしにはそんな勇気すらありません。臆病でどうしようもない、役立たずでございます。
心の臓が、とまれば、わたくしの人生最大のねがいが、叶うということです。
はやく、かなうといいなと、おもいます。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
小瓶主さんの想いを優しく受け止めてあげてください
ななしさん
物心がついた頃より希死念慮とは…長い間、苦しかったでしょう。
若くて繊細な人ほど、家族の影響を受けやすく、心が揺らいでしまうのではないかと思います。
家族仲が悪くても、お兄様のことも、あなたのせいではありません。
お母様が車で送迎して多くの習い事をさせるということは、あなたへの期待がだいぶ大きかったのではないでしょうか。
どんな家庭でも、親の望み通りに育つほど、本人にとって負担になるのではないかと思います。
親子であっても、違う人格、それぞれの人生なので、子どもは自分の意思で我がままに生きるほうが健全だと思うのです。
ですから、親にとっての「よい子」にならないように気をつけましょう。
ありのままの自分でいられるように、興味あることをたくさん見つけたり、気の合うお友だちを増やしたり、趣味やボランティアで視野を広げるとよいと思います。
ななしさん
文才あるから勿体無いな、と感じた自分が居ます。昔の文豪みたいな文体で、話がすっと入ってきて小瓶主さんの心景の理解がとても容易でした。
これは一個人の意見なのですが、あなたのせいだけで誰かの人生が大きく狂ったなんてことは無いのではないでしょうか。ましてご家族を大切に思うからこそ希死念慮を抱かれている訳で、月並みですがとても優しい方なんだなという印象を受けました。想像に過ぎませんが、そういった心持ちは少なからず周りに届いていると思うので小瓶主さんの心臓はまだ鼓動を続けていた方がご家族にとっては良いように感じます。
ただの通りすがりですが、できれば生き延びて、そして幸せになってほしいな。
お返事がもらえると小瓶主さんはとてもうれしいと思います
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