２０歳の時に27歳で死のうと決めました。私が死ぬ期限を決めたきっかけは、２０歳の時に大きい手術をした時でした。私は生まれつき持病があり、幾度か手術は経験してきました

※ちょっぴり暗く前向きな、私のお小言です。
はじめまして、２０歳の時に27歳で死のうと決めた
現在25歳の人です。今も気持ちは変わらず27歳で死ぬ予定です。

私が死ぬ期限を決めたきっかけは、２０歳の時に大きい手術をした時でした。

私は生まれつき持病があり、幾度か手術は経験してきました。
しかし、元から切り貼りをしてきた身体は、２０歳の時には別の生体や機械を入れなければならないほどボロボロになっていました。

それが分かり、入院したのが２０歳の誕生日の1週間後。
幸い成人式は迎えられましたが、1番楽しい1年を病院で過ごした日々は、身体の負担と共に精神にもきてしまいました。

学生時代と違う、より大きな手術。原因究明に半年かかり、３日に1回は周りに聞こえないように泣いていました。

手術後は、ICU、 HCU で看護婦さんにお世話になりました。
身体が動かない分2、3人がかりで寝返りをさせてもらいました。
錠剤が飲めない分水で溶かして飲ましてもらいました。

毎回呼んで寝返りを手助けしてくださる看護師さんの顔。薬が苦く、横向きで飲むことができない私を見てイラつきを隠せない看護師さんの表情、薬の入ったカップにスプーンを投げ入れる姿、言葉全て覚えています。

薬の影響で、ネットで見た［薬物症状の人の視界］と同じように赤く模様が動く壁。針が短くなったり野球のスイングをしているように見える時計。
大きな叫び声を上げて隣の部屋の私が揺れるほど暴れるお爺さん。廊下で忙しく歩く看護師さんに暴言を言ったり、精一杯の声量で歌う私。
『他人に迷惑をかけたくない』と言う思いが強い私にとっては、止まらない自分の感情と痛み、それに対する情けなさにトラウマをも覚えました。

やっと1人の部屋に戻ったとき
機械にも寿命があるので、また同じ手術をしなければならないと主治医から聞かされました。

私は 「もう手術はしたくないです。しなくて大丈夫です。」

と言いました。

もう私が受ける手術で周りの人に迷惑をかけたくない。
それが仕事だと言えど、看護師さんたちの表情の原因になってしまう私が1番が苦しい。

主治医は「聞かなかったことにします。」とだけおっしゃり、私の、今回の手術に関する精一杯のお礼の言葉と、それでも生きるためとはいえ同じ手術は絶対にしないという吐露を静かに聞いてくださりました。

体調も程よく回復してきた頃、手術後の暮らしについて、主治医とお話しました。
そして、これからはどう生きていくかを常に考えて暮らすこと。機械の平均寿命は7年である事を聞き、
私の私に対する寿命を27歳と決めました。

あれから5年の月日が経ち、持病に関する機械の劣化などは見受けられないまま楽しく過ごしています。
そろそろ車を買い替えようかなと考えるほどの余裕があります。

27歳で命を絶つ事に変わりはありません。
時々、どうやったら多くの人に迷惑をかけずに命を絶てるかなと頭の中でデモンストレーションしてみたり
ちょっとした失敗で日を無駄にした時は
「うわー！夏は後2回しか来ないのにもったいない！」と凹んだりしてます。死ぬとは限らないのに。

いつしか 27歳で命を絶つ と言う言葉を
逃れられない呪いだと感じる事が増えました。
でも、やり残した事はあるのかと聞かれると、無重力を体験したかった事だけで…。
祖母が亡くなる前に死ぬのがいいか、後がいいのかなんて不敬な考えをすること以外、生に執着はないのです。

でもその呪いも序章に入り出した今
時折ネットで同じ事を考えてる人がいないかと検索したりしています。

同じ気持ちの人、いっぱいいらっしゃるのですね。

中には実現させた人もいらっしゃるそうで
不謹慎ながら、みんなと一緒だということに安心をおぼえました。

私は身勝手ながら、死に方にこだわりがあります。
持病で死なない事。
できれば多くの人が出くわす、災害や不慮の事故で死ねたらと。
非常に甘く、人として失礼な考えですよね。

同じ考えをされてる方。
私たちはこれからどう生きていきましょうか。
自分との約束が呪縛にならないように
同志の幸せと健康をお祈りします。

予想以上にお小言が長文になってしまいました。
何が言いたいんだ！なんて、まだ人生の途中なので簡潔にお話しできない自分の技量不足を少しだけ恥じます…

それでも私の話を誰かが見てくれると思うと想像するだけで幸せです。
最後まで読んでいただいた方、流し読みでもここまできてくだった方、心より感謝します。
明日も生きるぞー