少し話をしようかな
甘いあの子のお話
ちょっと付き合ってくれますか
あの子は優しくて、とても優しくて
全て自分で抱え込んじゃう、普通の女の子でした
ある日友達が言った、一つの言葉と
ある日パパにされた、一つの行動と
あの子の弱さを混ぜたら
あの子の死が出来上がった
だけどあの子は強がりだから、
だけどあの子は泣かない子だから、
一つの爆弾を置いて、この世界を焼き切りました
世界の全てを愛すことはできない
世界の全てを願うことはできない
世界の全ての人はこの子を知らない
だけどあの子は世界を救いました
誰も知らないところでたんぽぽが咲くように、
誰もが知るところで人が死ぬように
当たり前のように人の幸せを願う子でした
あの子が眠る箱の中に友達は一つの手紙を置いて行った
「死んでくれてありがとう」
あの子が眠る地に父親は一つの言葉をかけました
「そんなにお前は脆いのか」
あの子が溶けた夜を誰も知らないくせに
あの子が泣いた夜を君は知ってるくせに
誰も君を責めません
だからもう止めないで
永遠に終わらない追いかけっこは、私が終わらせる
だからもう眠らせて
あの子が好きな、大好きな
海の前で。
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