もし願いが叶うから、好きなだけ叶えてもらえるなら。僕は僕のことを殺して欲しいと願うだろう。
正確に言うと殺すではなく、存在を抹消して、なかったことにして欲しいと願うだろう。
「死ぬ」(数が少なくとも)友達が悲しむと思うから。
悲観的になっている訳では無いと思う。
僕自身を、人間そのものを客観的に見た時。
分不相応な欲望を抱えていて、突き詰めれば、世界の全てを手に入れなければ、満たされることはないだろう。
それならずーっと願い事の足し算を続けるより、欲望をゼロにしてもらえば、引き算いっぱつですむ。
ただ生きていて、何の喜び、楽しみがないのなら、存在を消した方が早いと思ってしまった。
2022-07-10
(日付はこの小瓶を書いた日)