いったりきたり。そんな気持ち。綴ると楽ね。何度も何度もこの体で悩まされてきたね。痛くて痛くて痛くて。けど、見た目には何も

何度も何度もこの体で悩まされてきたね。痛くて痛くて痛くて。けど、見た目には何もないから、「なまけ病」「ずるしてる」って言われたね。病院に行っても大した病気ではないと言われ、その言葉しかないから、いつの間にか、これが私なんだと自然と受け入れてたね。そして、変なところで負けず嫌いで良かったんだね。それと、良い子じゃないと居場所がなかったから、まわりの顔を見て良い子で頑張れたからよかったんだね。だから、生きられたんだね。しんどかったね。そのせいかな、時々エスケープしないとダメで、水銀体温計のおしりをコンコンして熱上げて仮病使って部屋に閉じこもるのが好きだったね。体の関節と心が痛くてもう頑張れなかったんだよね。親にも誰にもわかってもらえなくて、自分を必死で守るエスケープを見つけたんだよね。けど、情けなくて、悔しくて、虚しくて、絶望的なのにね、エスケープの時間が癒してくれるんだよね。驚くくらい自分に喝が入って、透明な仮面と着ぐるみを来て良い子の私に変身してキラキラの世界に溶け込めたんだな。
何度も何度も何度もこの痛みに悩まされて、何度も何度も何度もエスケープしてそのたびに平気な顔ができるようになったね。ね。ね。ね。
あはは。高校のあの先生は、説明のたびに「ね。」って、つけてて、友達と何回言ったか数えるのに必死で、授業の内容が全く入ってこなかったな。元気かな。

「いつも元気でいいね。」「明るいね」「悩み事あるの？」必ず聞かれる質問。
これが、透明の仮面をつけて、着ぐるみを着て良い子の私に変身して、痛いからだを平気に見せてきた49年。

見た目に何もなくても、体は病んで、心は病んで、誰かにわかって欲しい、寄り添って欲しいと願う人達に沢山であってきた。
短い白衣の天使？生活で少しでも笑いがとれればとやってきたけど。
ごめんね。
限界がきちゃった。
痛くて無理だ。
私もわかって欲しくて、寄り添ってほしくなっちゃった。

気持ちだけだけど寄り添うからね。少しでも楽になるように願うからね。頑張れなんて言わない。

この先、どれくらいのエスケープになるのかな。
いつか、また、突然に喝が入る日を楽しみに待とう。今は、この体を労わろう。
49年平気を装ってこれたんだから、大丈夫。
笑ってこれたんだから大丈夫。笑う。「ね。」あはは。あはは。あはは。笑えるね。あはは。うん。笑えるね。「ね。」

みんな、平気な顔して頑張ってる。生きることは頑張ってるんだよ。息してるだけで頑張ってるんだよ。
それ以上望まなくて良いでしょ。それでよいでょしょ。その人で良いでしょ。

一緒に笑いたいね。「ね。ハート」