推しが好きすぎる。
彼との出会いは2年前。
他の推しを応援していた自分だったが、彼の存在を知って、彼も応援するようになった。
実際彼の応援をしに行ったある日、彼は私に手を振ってくれた。
嘘ではない。私は彼のグッズを掲げていたし、彼とは目が合った。
私はこの日以来、彼が世界で一番大切な推しとなった。
彼を応援するのは楽しい。
彼は人一倍元気な人で、面白くて、豪快な人だ。
彼は大きいチームに所属していて、決してスターといえる存在でもなく、世間一般でいうイケメンではないかもしれない。観に行ったからといって、必ず会えるわけではない。
それでも、現地で彼を見ていると、元気をもらえるのだ。
ただつらい部分もある。
彼のことが好きすぎるあまり、自分でも悩むくらい、リアコに近づいているのではと心配になっているのだ。
例えば、現地でまわりの女たちが彼の話をしているのさえ腹が立つし、SNSで他の人が彼の写真を載せたり、「〇〇くん見れてよかった」と載せているのが本当に許せない。
お前らなんかが、私の推しについて語るなっての。
本当は彼とお話してみたいし、ファンレターのお返事ももらってみたい。
現地に行くと、迷惑なんじゃないかって、まわりの女たちみたいに図々しく堂々とアピールできない自分がもどかしい。
今は彼に会いに行くことを楽しみに生きている。
もし彼が引退でもすれば、私はどうなってしまうのだろう。
ああ、
彼のこと、誰にもとられたくない。
他の人が彼を推すたびに、つらくなる。
私だけを見ていてほしい。私はずっとあなたのことを応援する。
こんな考え、ダメだと分かっていても考えてしまう。
つらい、つらすぎる。
側から見ればもうリアコです。
リアコになりたくないなら、もしも推しの人気が落ちていき、ライブ会場も埋められず、推しが取ったライブ会場の半分も埋まらない状態が続く、と強く想像すると、なんだか虚しくなって正直推しが哀れに見えて、「皆んな私の推しのライブに行って会場埋めてくれ」と思うでしょう。
4、5年くらいまじめに推すと、推しへ冷め期や色々と悟ってきます。
私はも推して2,3年くらいは、「お前みたいなことライブに来んな」や「新規と、ガキと母親世代のファン層は需要ゼロ。ライブに絶対来んな、落選しろ」と思ってました。
容姿は私もブスなので思ってませんでしたが、まあそりゃ目つきは悪かったでしょうね。
今はもう、推しにペンラで埋まった会場を見て幸せになって欲しいと思うようになりました。
オキニや推しにファンサされてるファンを見て悲しい気持ちになったりしますが、一番辛いのは推しの元カノ情報が出てきてそれを見た時がアホほど辛いです。普通にその場で泣きます。
だから、まあ口に出さず害悪行動さえしなけりゃ良いとおもいます。