今年の4月1日にぬるっと成人した者です
今までの人生、割とろくでもないことばっかだった。親いなかったりいじめられたり家出・自殺未遂その他いろいろ…
そして私もろくでもない奴だった。
わがままで泣き虫、臆病なのに利己的。嫌なことからは遅い足で逃げた。
だけど、大変な事が起きる度に助けてくれる誰かがいた。
ほんとに運が良かったんだろうと思う。
あの時に助けてくれる人がいなけりゃ死んでたみたいな時もある。感謝を伝えたいと思った時には、もうその人たちはどこにも居なかったけど。
そんな不幸で幸福な私は、もう大人になってしまった。
大人になりきれないまま、大人の世界に放り出されてしまった。
異能力を使う妄想や死後どんな世界に生まれ変わるかの想像、その他人とは少し違う想像力を持つ陰気な少女。
彼女の手を握って私は歩く。時々止まったり振り返ったりしながら。
あの時のトラウマや黒歴史を抱えたまま生きる。
そして、頑張って頑張って生き抜いて死ねたなら。
天国であなた達は笑って迎えてくれますか。
こんな私が唯一できる罪滅ぼしです。
だから、生きられなくなるまで生きてみる。