深夜、声を殺して1人で泣いて寝落ちすることが日常になっている。
大学1年生から準備したにもかかわらず、書類で落とされてしまう就職活動。目指してる業種が特殊だから、余計人と比べるものではないけれど、仲のいい友人達から「ここの会社通った!」「第1志望の最終面接行っくる」なんて一方的にメッセージが送られてくるから嫌でも意識してしまう。
息抜きに開いたYouTubeの、オススメに表示される動画は「就活お疲れ様でした」の文字。そして企業からの募集終了のお知らせ。
まるで世間から、あなたは負け組で社会不適合者ですよ、と突き放された気分だった。
一方、学生の間に映画みたいな恋がしたいと思い、コロナ禍でダイエットやボディメイクにも力を入れて、3ヶ月で9キロ落とし、引き締まった身体を手に入れた。加えてメイクの研究や肌質やファッションセンスも改善し、以前の私には想像できないほど垢抜けた。
それでも出会いはなかったため、友人に相談してみたが、返ってきた言葉は
「まぁ、そんな顔じゃ無理だよね」
絶句した。16年の付き合いがある友人の口から、まさかそんな言葉が返ってくると思わなかった。
そんな彼女は私の人生相談を一蹴し、自分の恋愛ポテンシャルについて2時間語り始めた。
もしかしたら彼女の意見は的を得ているかもしれない。
高校生の頃に、1日に2度知らない人から「ブス」と言われた経験がある。
1人は大学生。もう1人は夫婦で、嘘だと思われるかもしれないが、すれ違いざまに旦那さんが足を蹴ってきた。
当時はそこまで気に止めなかったが、彼女の言葉でフラッシュバックして、今は周りの目が怖い。自分の顔で迷惑をかけているのかもしれない。合わせ鏡でうつる顔は歪んでいて、自分磨きしたとは思えない、数ヶ月前と同じ自分だった。
全部、水の泡。何も変わってないんだ。頑張ったと思ったのにな。整形のお金用意できるかな。でも奨学金の返済もあるから一生この顔なのかな。嫌だ。辛い。
両親に相談もできない。同居してる父は、酒で暴れ虐待、DVをしてきたような人だから頼れない。母は毎度攻め口調で、相談したら改善まで逐一現状報告をしなければならないから、助けてが言えない。
これを書いている今も、誰かの胸の中で思いっきり泣きたい。
「いつか報われる」とか「辛いのは今だけだよ」とか、そんな言葉が欲しいわけじゃない。ただ背中をさすってくれるだけで心が軽くなる気がする。
でも、みんな辛いことがあるのを分かっているから、人に甘えて迷惑をかけてはいけないと思ってる自分もいる。
だから、もう、どうしたらいいか分からず、書きたいことだけ書いて、今夜はそっと小瓶で流してみました。