自由とは何かというと経済力と生活力である。
逆に自由に住居や仕事を変えられる経済力と生活力が無ければ、会社や自治体の奴隷である。そこには、細分化された独自のルールを持った小集団がいくつもある。奴隷として犯罪に巻き込まれるケースもあるし、逃げ場をなくして自ら生命を断つ事もある。
一時期、地方分権や小集団の自治というのがもてはやされたが、移動の自由を持たない小市民にとっては迷惑な話だ。格差社会による選ばれし者のが強権政治や独裁を起こしても多くの市民がそこに留まろうとするうちにその思想に影響されてゆく。経済が低迷すれば団結して他集団へ紛争を仕掛けてもおかしくない。結局、中央にその責任が着せられる。中央が介入すれば不利を被った側から憎しみを買う。憎しみは見えないが、静かに時を経て受け継がれ育ってゆくだろう。それが何を意味するかは歴史が教えてくれているのである。
過酷な自然環境と不公平で意地悪な社会の中で生き延びてきた祖先の血に、誰ひとり犯罪者の血が少しも交じってないなどと到底思えない。経済格差と人口減少は生産と消費のパイを下げるから、経済成長など今のやり方では望めないのである。しかしそれ以外の方法がないなら、経済格差によって消滅するのは利己的な遺伝子が弱い者たち(他人から搾取する能力を持たない者たち)である。一夫多妻制によって人口を増やす方法もあるが、強い利己的な遺伝子が弱い遺伝子を圧倒し、共感や思いやりに欠けた個人主義者の暴走に歯止めが効かなくなり、歴史は振り出しに戻されて独裁は正当化されてゆく。独裁者はインテリジェンスの言葉など耳に入らないどころか、うるさく言われると粛清してしまうのである。
では、人類というのは恐竜のように凶暴さだけを進化させて絶滅を待つだけの生命だったのだろうか?
いや、利己的な遺伝子が生き残ってゆく過程で、神がふるいにかけているのではないだろうか?
なるほど、宇宙への冒険と挑戦を前にして、我々は神のふるいにかけられているのかもしれない。
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現代は淘汰の時代に入っています。
我々ヒトは淘汰されている最中にいるのです。
ここ100年の変化は1900年以前と比べると明らかに異常です。
僕は現在の世界は核融合のように感じます。
超高速で核分裂がされ続け、最期はメルトダウンが起こるでしょう。
すごく世界が「加速している」と感じるのです。
時代の過渡期にある今、我々ヒトに求められるものは「耐え抜き生き抜くチカラ」であると確信しています。
人類が皆平等に淘汰され始めた世界で、僕は僕の守るべき人を抱いて最期まで生き抜いてみせます。
ななしさん
利己的な人が、利己的な遺伝子にしたがい、利己的に生きて、利己的な人が多い社会になったら、その時は人間は滅ぶ。
宇宙にいける人類は余力で利他的行動ができる人たちだと思います。
共感のつもりで書いたけど、私、共感できているかしら?
自由とは?こっちは経済力と生活力と言われても、共感する部分と腑に落ちない部分が半々だった。
『憎しみは見えないが、静かに時を経て受け継がれ育ってゆくだろう。』憎しみも育つけど、文化文明も育ってると思う。受け継がれた、音楽、芸術、文学、私が好きなものもたくさんある。
仏教によると、悟りを得たものはとらわれがないから自由人になれるらしい。悟ったことがないから、想像できませんけど。できることなら悟りたいなぁ。
初めまして。難しく感じますが、すごく興味深く拝読致しました。
ありがとうございます。
我々は神々からふるいをかけられているかもしれない、怖いけれどそれから落ちないようにしたいです。
ある宗教家の方の話だと、今の時代は今までの集大成、確かに神々からふるいをかけられている最中とのことらしいです。
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