死に向かってゆっくり一歩一歩進んでく。
どんな死でもかまわない。
この命尽きるまで自分は生きねばならない。
生まれたものの宿命だ。
どんなに不幸でも
どんなに幸福でも
それだけは変わらない。
変えられない。
寿命で死ぬ人がいる。
病気で、事故で死ぬ人がいる。
自分を殺す人、誰かを殺す人がいる。
わたしはなにで死ぬ？
わからない未来に身動きがとれない。
なにもしなくたって勝手に死ぬのになんで動かなきゃいけないのかがわからない。
なんでみんなそんなに頑張っているのかがわからない。
なんでわたしはこんなに頑張っているのかがわからない。
心が動く。
まだ見たい景色があるんだ。
感じていたい光が、音が、匂いが、味が、温度があるんだ。
今すぐそれら全てが死によって消えてしまうとしても、消えてしまうのだからどうでもいいのだけれど。
でも、死んでしまいたいわけがない。
この身体はなんとか自分を生かそうと必死に抵抗を続けている。きっと最期の瞬間までそうなのだろう。
なんと健気なことだろうか。
「生きてくれ、生きてくれ」って。
わたしの「死にたい」にめげずに働いてさ。
ありがとう。ごめんね。
優秀な思考のもとにこの体があれば、この心はもっと輝いていたかもしれない。
だけど全部わたしのものなんだよね。
自分しか、この体は動かせないんだよね。
ひとりで背負うしかない。
なんて重いんだろう。
だからさ、もう充分頑張ってるんだよ。
楽にさせてよ。
１番凄い【生きる】ってことできてるんだよ？
いつ死んだっておかしくないこんな世界で、呼吸を続けられてるんだよ？
嫌なこといっぱいなのにさ。
もっと誇っていいよ。
みんなのこと誇りに思うよ。
生きてなきゃ０点取ることすらできないのに。
でもまあ知ってる。
みんな追い求めたい理想あるもんね。
そこに向かって生きる君を応援してます。自殺や犯罪は応援できないけど、無理して生きるのをやめるのは応援できるかなあ……。
なんだか難しい世の中だけれど、自分が思い描く生き方へと歩んで行けるといいね。そのチャンスはきっとあるはずだから。いつまでたってもきっと、諦めた先にもきっと、あると思うから。この言葉を否定した先にもきっと──
今日もお疲れ様。また明日もがんばらないで頑張っていこうね。バイバイ
