場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)っていうのは、特定の場面で話せなくなる精神的な問題。
医療用語では選択的緘黙症(せんたくてきかんもくしょう)っていうんだけど、それだと本人が話す場面を自分で選んでるように聞こえるよね。
でも違うんだ。自分で選んでる訳じゃない。特定の場面になると、声が出なくなる。
自分で話す場面を選んでるって誤解が生まれるから、一般的には場面緘黙症って呼ばれてる。
話せる範囲は人それぞれ。
家では話せて学校では全く話せないって人もいれば、話せる範囲が結構広い人もいる。
僕の場合はね、家では問題なく話せるの。仲良い友達数人とかも。
半年以上同じ教室で過ごしたクラスメイトとは、はいいいえとごく少ない会話が緊張しながらできる感じ。
あとは先生。先生はクラスメイトよりも緊張しないで話せる。同い年と年下より、大人とかお年寄りの方が話しやすい傾向があるのかな。
問題は学校での発表。
自分の席で決められた答えを言うのはつっかえつっかえなんとか言い切れる。発表っていうより「意見」って感じのはまだ大丈夫なんだ。
でもね。みんなの前に出て、プレゼンとかそういうのがホント無理。
ちゃんと話さなきゃ。でも僕の声なんか聞こえない。意味ない。ああ、僕は今皆の時間を奪ってるんだ。
そう思ってどんどん声が出なくなる。最終的には出そうと思っても声が喉に引っかかって出なくなるの。
この前の、卒業式の前日。一人ずつ、メッセージを発表することになった。
ちゃんと、内容考えてあったのに。声が出なかった。一人で5分も時間を使わせてもらって、それでも一言も話せなかった。
それで、自傷した。ひっかいて。親に見つかった。寝てる間に引っ掻いたかも、で誤魔化したら納得された。危ない危ない。
もしこれが場面緘黙症だとしたら、発症したのは2年前、5年生の最初。それまでは緊張も人並みで普通に発表できてた。
むしろ発表好きな方だったかもしれない。それが、何かをきっかけに変わってしまった。自分でも理由がわかんない。
いずれにしろ、精神科を受診しないとわからない。場面緘黙症だってお医者さんの診断が出なきゃ学校に対応もしてもらえないんだ。
場面緘黙症ってただでさえ知名度低いから。日本の500人に一人いるのに。
それとも、話せない範囲が狭すぎるからただの甘えなのかな。
こんなんで、中学3年間やっていけるのかな。
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一度病院に行ってみたらどうかな。親御さんの前だと話づらかったら、病院の先生と2人で親御さんに待っていてもらったりということもできるし。カウンセリングを受けたりしてみるのも効果があるかもしれない。診断がおりなかったとしても、保健の先生とかに相談してみるのはどうかな?
私も保健の先生だったんだけど、保健の先生なら緘黙の知識とかも習って知っているし、担任の先生に伝達してもらえるので、発表の時も配慮してくれると思う。
喋るのが苦手な時は、カンペを持つとかどうだろう。これだけわかりやすい文章が書けるのはすごい長所だと思う。
いい中学生活が送れるように祈ってます。
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