好きな人がいる
彼女は誠実で
たくましくて
かっこよくて
僕でも憧れるほど
素敵な人だった。
独り言が漏れていたのかもしれない
隣のやつが
「あいつのことが好き⁈」
大声で言った。
ドキッとした
僕のことじゃないと自分に言い聞かせた
もしも僕のことだったらと思うと
怖かった。どうしてわかったのか
わからなかった
彼女は幸いその場にいなかった
僕はあまりかっこよくない
彼女を傷つけてしまうかもしれない
怖かった
1人でトイレに行き
吐いた
もう彼女に顔向けできない
ごめんなさい
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