僕は、明るい人気者になりたかった
本当は、もっとみんなが気兼ねなく話せる優しそうな見た目がよかった
理想はもっと顔が整ってて
声もきれいな人が良かった
全部中途半端だ
優しそうな顔していても後ろ姿が怖い
顔は下の上くらい
声はこもってる
全部中途半端だ
それでも気にする
何もかも中途半端
完璧になれない
人に見られるところはすべて
性格悪くなった
自分で気持ち悪いと思う
でももう、今まで嫌な思いさせられてきた人には優しくできない
そういう人がそうしたんだ
これで
自称完璧の優しさすら中途半端だ
何をやっても半端者だ
辛い
誰か助けて
一寸先は闇
二寸先も闇
三寸先も闇
一尺先も闇
二尺先は暗黒
五尺先は地獄
後ろも闇
前後左右すべて闇だ
光はスクリーンの先のみ
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玲華
私も中途半端です何やっても最後までできない
顔は良くない声は普通歌うときは高くしたり気分が乗ったらすぐ外す
いっつも病んでるのに誰にも言えない
あきとさんの言う通り光はスクリーンの先だけです
人間というものは中途半端なんです
なので当然世界も中途半端です
そんな中でも生きているあなたはえらいです
それだけの闇を持っている中生きているのは誇って下さい！
琉華
今はVTuberみてぇな
自分の姿を変えて
生きるのだってあるんだし
今日はこの(リアルの)アバター
明日はこっち(VTuberの)アバターで
生きようとか出来るって
完璧な人なんていねぇって
いじめた奴は好きになれねぇし
好きな友達には贔屓したくなる
そんなもんだって
声だって色んなのがあるし
自分は微妙でも
それを好きだと想う人もいる
半端だからこそ
人らしさがあるんじゃね？
完璧過ぎると近寄りがたいし
少しでも不器用？みたいな
ところがあれば
それはそれで親近感があるから
いいじゃん
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