大好きな人へ
生まれてからずっと一緒に居たね。誕生日、趣味、所々似てるとこもあって運命で結ばれてるとか考えたりしちゃって、あなたと一緒にいると毎日がとても明るくて、楽しくて本当に心地良かったの。でもそうは続かなかった。ある日、私が皿を洗っているときに、あなたが『同性愛者』と告げてきたとき、私は、それを聞いた瞬間色々と考え出して、出たのは「いいじゃん」と心のないことを言ったけど、あなたは『ありがとう』という5文字で笑顔で言って、私はたったそれだけで心が折れそうになったか、でもネットとかで惚れさせることできる可能性は0ではないと知って少しは安心した。6月9日、誕生日会の終わりくらいに、あなたは近くの公園に泣きながら私に彼が好きと。名前で、何度も好きと。私の目の前で。あなたを好きな私の目の前であなたの好きな彼を名前で泣きながら言った。私は泣きそうになりながらなんとか堪らえてあなたを抱きしめたけど、あなたをとてつもなく遠く感じた。あなたは『秘密で』とは言ったけど、彼もあなたを気になっている。邪魔してはいけない。それを思うだけで辛いを通り越して痛い。とても痛い。心臓を鷲掴みしたくなるような。ここで泣いてたらあなたは困るだろうし、告白したら今までの関係が崩れると思って、「泣いたらブスイ」とあなたに言った。あなたは笑うけど、その笑う顔は今後横から見ることになるだろう。あなたは公園を去って、私は今までのあなたの立場になって考えた。私達はずっと周りから夫婦とか恋人同士とか言われてきたけどあなたはそれを聞いて嫌だったと思っていたかも。私があまりにも嬉しいそうにするからきっとあなたはなんとも言えなかったと思う。あなたの気持ちを考えずにずっと浮かれてて、ずっと一緒にいるのになにも気づかなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。涙がずっと出てくる。心臓が痛い。雨が降って良かったって思う。色んな言い訳が出てくるから。それからいつも通り接して、日々が過ぎて、変わったことは横から見守ることになった。あなたが悩むすべては彼、彼、彼。横から背中を押して、苦しいけど私が今までやってたことの償いと見なして続けた。卒業式、あなたと会う前に彼に会った。私は「ずっと笑顔にさせてあげてよ」と本心で言った。『おう、お前を超える』ここでグッと涙を堪える。安心した。この人となら大丈夫と。安心した。次にあなたと会った。この気持ちを蓋にし続けたらきっと公開すると思うから告白した。あなたはひどく動揺したが、あなたが謝る前に私は気持ちを伝えただけと言う。早く彼のとこに行きなよと付け足して、それでもあなたは優しいから私と向き合おうとするけど、私は彼が遠くでどこか行ってしまうとうそをついて、そして、「幸せになるんだよ」と。あなたは満面の笑みではい！っと元気よく言うから私まで笑えてくる。今まで最高の笑顔だった。一生忘れられない。本当に本当に本当にあなたが好き。心から好き。どんなにハイスペックな人でも、イケメンな人でも、お金持ちが現れても、私は変わらずにあなたが好き。告白したとき思った以上にスッキリした。これから二人共を見守る。そして二人みたいな人をずっと一緒に、ずっと笑顔でいられるような世の中にすると思って政治の勉強をしている。必ず実現するから待っててほしい。少しは気が早いけど、おめでとう、好きだった人。そして、ありがとう。
あなたの親友
