フィクションでよくある話だけど、不完全な人間と完全な生命体が戦うと、殆ど人間が勝つように出来ている。
たとえ悪人でもほんの僅かな善さえあればOKで、大抵許容されるようになっている。まあ人間讃歌が強く出るのは、そうでないと夢がないから仕方がないのは解る。作っているのも人間で、読んでいるのも人間だからだ。
でもさ、やっぱり不完全って辛い。
どうしたって大切な人が死ぬのは確定事項で。
楽しい思い出が積まれれば積まれる度に「ああでもいつか別れる日が来るんだなあ」と思うと苦しい。
それを思うと今でさえ涙がでるのに、実際目の当たりにしたら本当に私は耐えられるんだろうか?
どうしたって日常に戻るしかないのは分かっているけど、それでも。
考えすぎかも知れない。こういう事を考えるからネガティブって思われるんだよなあ。
お願いだから死なないで。無理だけど。
思い出だけで何て生きていけない。生きていけるけど。
あなたに生きていて貰うために「死なないで」と呪いをかけるよ。
最低だよね。
生きていて欲しい。無理だけど。
死なないで欲しい。無理だけど。
いついなくなるか分からなくて怖い。いなくなるけど。
優しくしないで。思い出にしたくないから。
これは全て私のエゴだ。
フィクションは色々教えてくれる。
一人でいることよりも仲間がいることの大切さ。
わがままを通した人の末路。
自由でいる人間の強さ。
周りから外れた人間の扱い方。
善悪。価値観。正義。
そして、大切な人がなくなった時の立ち直り方。
フィクションと現実は違う。
そんなに早く話は進まないし、人は何時だって死ぬし、相手の気持ちなんてひょんなことから分からない。
私は人間に向いていないし、止めたい。
大切な人がなくなる事が前提の世界何て、耐えられない。
その時点でハッピーエンド何て無いよ。
これは自立してるかしてないか、依存してるかしてないかの話じゃなくて、単なる私のネガティブ、ということにしておこう。
答えはないし、結末は変わらないし、深追いしても辛いだけだし、考えたって意味ないから。
内容が支離滅裂になってしまったけど、取り敢えずここでの私の願いは一つ。
どうか死なないで。