お父さん、
逢いたいと言ってくれて、有難う。
そう言わせる程、会いに行かなくてごめんなさい。
「会」じゃなくて「逢」と書くのは何故なの。
ゾッとしてしまい、ごめんなさい。
私はお父さんに会いたいと思えない事が、苦しい。
どうして同じ気持ちになれないのだろう。罪悪感。
私の顔は、お父さんに似てるよね。
叔母さんにそっくりだと言われて、その表情と声に、何故かグサリときた。
自分の顔が脳裏に浮かぶ時、
生まれてきた事を虚しく、残念に思います。
お母さんの前で、
お母さんの嫌いなお父さんの顔に似た私は、
どうしてここにいるんだろう。
全ての縁を断ち切って、忘れられて、どこかへ行ってしまえたらなんて思うけど、
体も心も重くてたまらない。
お父さんの人形になれたらな。
誰かにこの体を譲ってしまいたい。
なんて不謹慎だね…
相手の望み通りの反応をする、都合の良い存在に、なりたいなんて思うけど…
気まずい空気になってばかりなんだもの。
足りないと思うのよ、私。
だから、
矯正して、
優秀になって、
都合の良い存在に、ならないと、
という、脅迫を課している。
でも、
それに疑問も感じていて。
だって、効果がないもの。
北風方式でも、
太陽方式でも、キモチワルイ
私はキモチワルイ。
自分をキモチワルイ存在だとせめ続けて、
きっと、楽をしたいんでしょう。
変化はタイヘンだから。
ぼんやりした頭で、バカな私が、考えている事の中に、正しいものなんてあるのかな。
自分の直感なんて、信用できない。