「親不孝者」と「バカ」「タコ」が口癖の父親だった。母が直すように言っても、「癖になっているから」と直そうともしなかったら

「親不孝者」と「バカ」「タコ」が口癖の父親だった。母が直すように言っても、「癖になっているから」と直そうともしなかったらしい。

小さい頃からそのような言葉を投げつけられて育った。歯向かうことを言えばボコボコに殴られた。昔風に言えば「厳格な」父親を演じていたらしいが、自分の機嫌で「躾」をするかどうか決めていたように思われる。

例えば「折り紙でここの折り方がわからない」と言うと「下手くそ。貸してみい」と言って自分もやってみようとするのだが、上手く行かない。最終的には癇癪を起こし、「こんなもの俺の前に持ってくるな!」と折り紙の教本を破り、怒鳴りつけてくるような、そんな父親だった。

三兄妹いる中でただ一人躾という名の暴力を受け続けた。私は躾方を間違えた「失敗作」だったから、弟にはそうなって欲しくなかったのか、やたらと愛情を注いでいた。幼稚園で初めて描いてきた絵も、私の場合は「下手くそ。棒人間やないか！」と嗤ってきたくせに、弟の絵は褒めて壁に飾っていた。幼稚園で初めて描いた絵を嗤われた後、大泣きして「バカ」と言ったら「親に向かってバカというとは何事か」と怒鳴られ、しこたま殴られたことは恐らく一生忘れない。

小学校の頃からすでに家庭は崩壊し、中学校のときに父親と先祖代々受け継がれてきた土地を捨て、一家で夜逃げした。父は自分の稼ぎが少なかったにも関わらず、祖父の年金を当てにして家を新築し、大黒柱を気取っていたらしいが、その家ごと売却することになった。その際本来父のものになるはずではなかったお金すら、「等分割しないと離婚には応じない」と言い張られ、数百万持っていかれた。

そういった金銭的事情もあり、高校卒業から大学を出て就職するまで、ほとんど全て奨学金とバイトで賄うことになった。詳しくは別の小瓶を見てほしいのだが、その間にも色々あった。

その父が半年前に死んだ。絶縁状態になって10年以上経っていたので涙の一滴も流れてこなかった。葬式にも行かなかった。「親の死に目に会いたくないのか」と子供に散々喚き散らしていた人間が、子供に骨も拾ってもらえないとは皮肉なものだなと思いつつ、その選択に一切の後悔や罪悪感すら感じなかった。

父のことを思うと色んな感情が沸きだして来ると同時に、未だにそういった出来事に縛られている自分の幼さに吐き気がする。

呪いのように、「死にたい」と思う度に、「生まれさせてもらったことに感謝しろ」と怒鳴られ、殴られた日々を思い出す。未だに時間があの日のまま進まない。

父が死んでなお、就職に成功し金銭的な不安がなくなってもなお、過酷だった時間軸から抜け出せないでいる。社会が、人が、怖くて怖くてたまらない。この不安から逃れるためにどうしていいのか、分からない。

誰か、助けてほしい。

名前のない小瓶

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お返事が届いています

ななしさん

あなたは強いです。凄いです。
頑張って生きている。この世にはいないそんな男(もう父と呼ばなくていいです)を考えるのをキッパリと頑張ってやめましょう。そのために、何か没頭できる趣味を見つけてみてください。それに、ストレスを発散する道具を買ってみるのもいいかもしれません。とにかく思いきっていろんな事にチャレンジです。そして、今そばにいる大切な家族との貴重な時間をたっぷり満喫してください。

どうか、お身体に気をつけてお過ごしください。読んでくださってありがとうございました。

ななしさん

もう、自分を過去や苦しみから解放させてあげなよ。

この瓶しか読んでないけど、貴方のお父さんは教養がなくて親に寄生してるろくでなしだよ。

親は、ただ生んで育てただけの人達だから色々な人間がいるよ。
『正しい人』
ではないよ。

貴方は、その人を反面教師にして頑張って来たのでしょう？
就職して、生活も安定してるなら『今』を大切にしてください。
あなたには過去を思い出して、病んでる余裕は無いですよ。

幸せな『今』は、精一杯楽しんだり、泣いたり、頑張ったりして生きて無いと、簡単に失うこともあります。
みんな、必死で『今』を継続できるように、更に幸せになれるように必死に生きてます。
そして、世の中には良くない人がいることは解ってますよね？
お父さん以上に『悪人』と呼ばれる人が世の中には沢山潜んでます。
騙したり、貶めたりする人です。
その人達は、人の弱みや弱っているところを狙います。
今の貴方は良いカモです。

死んだ人の事、大切ではない人の事を考えるのは時間と心の無駄です。
死んだなら忘れて消してしまってください。
地獄で罰を受けてるはずです。

『幸せな今』に目を向けて、精一杯楽しんで生きてください。
悪人は沢山潜んでますが、しっかり見ていればわかります。
そして、良い人たちも必ずいます。

今幸せなら、あなたの周りの人たちは良い人たちの可能性が高いです。

人生は一緒にいる人達で変わります。
幸せで楽しいと思える環境を作ってる人たちを大切にしてください。

最後にもう一度言います。
貴方を苦しめてきた暗い過去は、お父さんと一緒に死にました。
今からあなたの幸せな人生を始めてください。
そして、いつか幸せな家庭を作ってください。

くれぐれも、いつまでも過去を思い出して苦しまないでください。「お父さんと似た人」を寄せ付けます。
縛られてると、反復してお父さんを思い出して、同じような人と結婚してしまうかもしれません。

あなたの人生から消してください。
幸せを願ってます。

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大企業勤務。パワハラはなく、職場にこれといった大きな不満はない恵まれているのは分かっている。でも、この先の社会や人生に不安は拭えない生きてても楽しくない。どうすればいいんだろう

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