こんな気取った題を書かせて頂きましたけど、ただのくだらない独白ですよ。私の見方には面白い不快な両親の話です。
前提として、私は実の父親に会ったことがありません。DVだったか何だったか忘れたけども、どっかで離婚したらしいです。未だにちょっと会いたいんですよね、だって虐待をする親とDVをする親だったら、子供にとってはDVをする親のほうがマシ、と私は考えていますから。あと単純に、実の父親に対するちょっとした愛情というようなものです。家族愛というものを感じたことが今のところない私にとってはこれが唯一の家族愛です。
地獄の始まりは私が小学5年生の頃、その頃は中々に私は荒れていた時期で、親友との決別によって精神はボロボロでした。その親友についてはまた今度書こうと思います、そっちとのいざこざも結構面白かったりするんです。
小学生が最も身近に触れる大人といえば、多くの人は両親か先生と答えると思います。私は色々特殊で最も身近な大人が両親とは言い難いのですが。まぁ10番目ぐらいにはなってると思います。
その親が職を失った、なんて聞いたら小学生にとっては重大なことです。幸いにも私は件の親友以外にまともに友人と呼べる人はいなかったのでその頃は暇でしたが、一ヶ月前に産まれた双子の世話を全て任されたのは辛かった。
話は飛んで数ヶ月前、私は苛立っていました。部活はうまくいかず、唯一誇れるテストはもう何ヶ月か無い。友人はその頃にはできましたが、親友が一人もいませんでした。その時私が感じたのは孤独、蠱毒と孤独が同じ読みって面白いですね。それはそうとそれ故の苛立ちに身を任せ親に汚らしい言葉を浴びせました。我ながら恥ずかしい限りです、よくあのような言葉遣いができたと、一時期文学を嗜んでいた身としては言葉遣いだけは整えるようにしていたのですが。
そんなことは大して重要ではないのです、その時言ったことなど無職に対して働くべきという事を説いただけですから。
面白い話というのはこれからで、私はここ数日体調を崩してしまいました。熱が39℃も出て、時制柄学校に行くべきではないと判断し両親に報告しました。その時の会話があまりにも面白かったのです、私が覚えてる限り再現して書きますね。
「失礼します、体温を測ったところ39℃強と表示された為、登校を自粛したいと思います。学校への連絡をお願いします。」
「そんなこと知るかよ、気持ち悪い。話しかけてくるなよ、学校行っとけ、家にいるな。」
「お言葉ですが、この時制柄、一般的に高熱とされる体温での登校は自粛するべきではないでしょうか。」
「気色悪いなぁ、言葉遣いが気持ち悪いんだよ、お前の前の父親みたいだ、(母親の名前)が可哀想だろ。家から出ていけ。」
「申し訳ございません、私の言葉遣いのどこかに不備がございましたか?未だ未熟者でありますので、どうかご享受願います。」
「全部間違えてんだよ、どうせあれだろ、あの時の言葉遣いが素なんだろ?お前あの時言ったよな?俺に働けって。それと同じだよ。お前が学校行くの無理なように、俺は働くのが無理なの。わかったらさっさと学校行け。邪魔だ、○ね」
「失礼ですが、その考えだと私が学校に行ったらあなたも働ける事になりませんか?」
「うるっせえな、黙れ。」
今思えば私の最後の言葉は余計でしたが、今回焦点を当てたいのはそこではありません。あの時の言葉と同じ、というところです。
これをそのまま受け取るとしたら、あの人は大の大人ながら子供相手に自分がやられたからとやり返した事になります。これはいい表現が見つからなかったのですが、はっきり言うと「ダサい」ですよね。
ここまで読んでくださった皆さんは相当忍耐力がある方だと思います。もし皆さんも両親だったりが気に食わないと思ったときは、このような考えをしてみてください。苛つきが消えるかは別として、絶対に楽になりますから。