前職はスーパーの売場担当として働いていた。
仕事内容は正直言って肉体労働ばかり。
アルバイトとそう変わらない。(新人だったから余計)
社員は人手がいない時間に働くから
仕事が終わるのは日付が回ってからなんてざら。
終電に乗れなくてタクシーで帰っていた。
長期休みに実家に帰ったとき
「なんのために大学に行かせたかわからない。」そう母親に言われた。
自分でも少し思っていた。
でも、やっぱりそれだけは言われたくなかった。
たしかに、その仕事は大学を出なくてもできる。
それでも、それが私の仕事だった。必死に働いていた。
少しでも職場に貢献できるようにと必死だった。
母も応援してくれていると思っていた。
普段、感情をあまり表に出さないけどその時だけは
「気持ちは分かるけど、それだけは言ってほしくなかった。」と強く言ってしまった。
久しぶりの帰省を台無しにしてしまった。
少し後悔しているけど、本当の気持ちだった。
結局、全く別の仕事へと転職をしているので
母は正しかったのかもしれない。
でも、どんな仕事も今の世の中に必要とされているから存在しているし
私たちが当たり前だと思っていることの、全ては誰かの仕事のおかげであって
大学を出ているとか出ていないとか関係ないよって言える大人に私はなるね。
僕も就活に失敗しました。
世間ではそこそこ有名な大学を卒業していますが、自分の専攻とは全く関係のない、しかも自分にとって不得手な仕事をしています。
僕も日々働きながら、思うところはたくさんあります。 本当に。
努力したからこそ、大卒という肩書きをもってしまったからこそ、いまのこの現状に不満を抱いてしまいます。
ただ大学って人生の選択肢を広げるためにあると思うんです。
その選択肢の中には高卒、中卒の方ができる仕事も含まれているし、もちろんスーパーのお仕事だって含まれている。大学に行ったことで広がった選択肢の中からどれを選択するのかは我々の自由ですよ。
そして「仕事をしない」とか「家にひきこもる」とか「現実逃避する」とか、そういった選択肢も当然ある中、それを選ばずしっかり毎日きちんと働いている。
思うことはあるとは思うけど、しっかり自制して、文句も口にださず働いている。
めちゃめちゃ偉いですよ。
あなたは世界で一番偉いですよ。笑
しっかり毎日朝起きて、汗水流して働いて、お給料もらって、生活してる。 税金納めて国民の義務も果たしてる。
それだけでいいじゃないですか。
かっこいい仕事じゃなくたって全然いいんです。
どんな仕事であっても、毎日働いている頑張り屋さんのあなたはめちゃくちゃかっこいいです。