きっと、みんなそう。
毎日のちょっと嫌なことが積み重なってダメになっていく。
朝、ちゃんと起きられなかったこと、定期を忘れたこと、パンを焦がしたこと、相手に迷惑をかけてしまったこと、自分が役立たずだと気づいたこと、
一つ一つは小さなことでも、擦り傷は癒えずに増えていく。
声を上げるにはあまりにもちっぽけで、その資格もないようなことだけれど傷ついている。
みんなこれくらいは当たり前だから声を上げることは許されない。
声をあげるのはほんとうに苦しんでいる人の特権だから。
おかしいと思う。
みんな辛い、みんな泣いていい。それだけのことを当たり前、と言われながら毎日強いられているのだから。
辛かったね、怖かったね、よくがんばったね。
許されていいんだよ。