3年前の中学2年の時は幸せだったんです。
塾では性格が良くて一緒に勉強してくれた友人2人がいて、
勉強以外にも沢山教えてくれる講師のA先生がいて、
3人で志望高校受かろうねって和気あいあいと楽しく勉強できてたんです。
一昨年からだんだんおかしくなっていきました。
受験生になって両親が私に目を向けるようになったからか、知的障害持ちの兄が所謂「赤ちゃんがえり」しはじめました。
仕事に行きたくない、と泣いて叫ぶのを母が宥めたり怒ったりするのが毎日続きました。毎日です。
そして、唯一の拠り所である塾に、クラスに人が増えました。それはよかったのですが、増えた人が良くなかった。
どこの誰が付き合ってるだとか、誰先生が気持ち悪いだとか。私は勉強がしたいのに、下世話な噂話や陰口で盛り上がっていて、馴染めませんでした。
学校では先生から「うーん。もうちょっと点数があるとね、安心できるんだけどね。」と、それとなく受験をしぶられたり、塾に行っている暇があるのなら、このテキストをやった方が伸びる、なんて言われたりしました。
たしかに絶対合格できる、とは思ってなかったし、先生なりの心配があったと今は思い返すことができますが、受験のストレスと兄の赤ちゃんがえり、塾でも肩身の狭い思いをしていた私には正直刺さりました。
でも、高校に合格しさえすれば、友人と3人で昼休みにお弁当を食べたり、テスト後は皆で点数を見せあったり、教科書貸したりできるだろう、兄ももとに戻るだろう、高校の先生は塾批判もしない、授業もA先生みたいな勉強を楽しいと思わせてくれる先生が沢山いるはず。と、高校での生活を頼りに、受験勉強を乗り切りました。
結果発表の日。友人とそれとなく固まって受験番号を見に行きました。
私は受かりましたが、友人の1人は落ちました。実感が湧かなくて、自分も落ちたような気さえしながら、教科書類をもらって帰りました。
去年から高校生活が始まって、正直どん底です。夢見た学生生活は跡形も無いどころか、兄の赤ちゃんがえりは無くならない。
学校も初日の全校集会から「塾に行っている人はお金をドブに捨てているようなものです。」と。授業中も事あるごとに塾の誹謗中傷。
なんだか身体的にも精神的にも疲れてしまって、もう人生の幸福を使い切ってしまった気がするのです。3年前に幸せを使い果たしてしまったのかもしれない。もし私の人生が物語なら、「幸せだった中学生が転落していく人生」としてそろそろ完結してもいいんじゃないかなって。これ以上続けても特に大きな進展も無く、蛇足に終わる気がします。死ぬ勇気もないから、生きる理由もないまま惰性で生きてます。
稚拙な文章ですが、読んでいただきありがとうございました。