私が一番になれたことなんて、なかった。
いっつもサブや補欠の日々
そんな自分が嫌なくせに、トップに立つとまともに出来ない。
あの人に憧れる。それなのに嫌いだ。
きっとあの人がいなかったら私が一番だったから。
「私は誰にも求められていない。」
そう気づいた時から、どうすれば良いかがわからなくなった。
「今日は」、「今日こそは」と思っても、いつもうまく出来ずに、空回る日々。
学校では何もなく元気に取り繕っているけれど、やっぱり限界。
私一人いなくなっても世界は廻る。
学校も、
クラスメイトも、
全て廻り続けるんだよね。
じゃあ、もういいでしょ?