父さんのお金の問題で小3の時に両親が離婚した。金銭的にとても大変だったけど、なんとか生きてきました。
母さんはいつも「まわりの人に迷惑をかけずに責任を持って生きなさい」「お天道様に恥ずかしくなく歩けるように生きなさい」と言っていた。
今なら素直にその通りだと思う。
でも子供だった自分にはもっと分かりやすく寄り添った感じが欲しかったのかも。
凄く愛情は貰ったと思う。生活の為に必死に働いてた。でも親子と言うよりは一緒に生きて行く同士のようになってたから。
親の引いたレールには行きたくないとか聞くけど、悪い事しなければほぼ放任の自分は自由過ぎた…
それに小学生の時には何となく同性が好きなんだと自覚し、世の中で言う『普通』の人生は歩めないと子供心に悟ってたので不安で悲しくて辛かった。
それでも自分も何とか独立して生きれるようになったある日母さんが膠原病を発症して。
それまでも怪我や病気はいくつかしてたけど、これは難病指定だし、母さんは症状が重いので大変でした。
近所に住む姉が母さんをよく見てくれてたけど、手足の痺れがあり家の中でも転んだりする。トイレ行くだけで骨折したりと危ない状況も重なり介護施設に入居する事になりました。
最初は子供3人(姉兄自分)いるのに施設か…と思ってた。でも自分達の生活、それに1番母さんが安心して暮らせると今は思って。
けど当たり前ですがお金もかかるんですよね。
母さんの為に兄弟でお金を積み立ててるのがまた自分の経済的負担になって。
ああ辛い。
金銭的な負担もそうだし、気持ちよく出せないでいる自分の情けなさにダブルで辛い。
母さんは好き。だから子供として当たり前と思ってる。でも凄く怖くなる事も…自分はこれからも1人かもしれない、そしたら歳を重ねたらどうなってるんだろう?自分は生きて行けるんだろうか?
この間母さんと電話で話した。施設はコロナで家族も面会禁止だから寂しいんだ。
声を聞くと思う。
色々大変だけど何でもいい、今はとにかく長生きしてほしいな。