許させてください、自分のために。
心的外傷ストレス反応があるままでも、幼少の体験によって歪められた世界観が、私を苦しめ続けようと、まずは許させてください。
ダメージを与え続けた親、コミュニティーの大人、子ども、もう十分精神的に追い詰められている自分に新たな負荷を与えた人たち、私の恐怖反応を見て見下す人たち、全てを許させてください。
自分のストレスを、自分より弱い者に向けて吐き出す、人間の愚かさ。吐き出されて負傷を負った人たちが、また弱い立場の者にストレスを発散する、この負のサイクルを私で断ち切らせて下さい。
優しいだけでは大切な人を幸せにしてはいけない、自分自身を大切にしてはいけない。強くならなければいけない。
許す強さ、負の連鎖を断ち切る強さ、負荷に負けずに価値を生み出し続ける強さ、与えらたものを把握していく強さ、にもらったものそれ以上のものを還元し続ける強さ、論理的思考を失わない強さ、本当に大切なものを健全な目を持って見つめ続ける強さ、日々成長していく強さ。
過去をあるがままに受け入れ、受けた傷が傷んでも、歩みが止まる時があっても、うずくまって痛みが引けばまた前を向く。10代よりも20代、20代よりも30代、歳を重ねていくことが人間的な成長と満足に比例していく、そういう生き方を私は選ぶ。