私には母親がいません。私は、どうしたらいいのかわかりません。正直会う会わないはどっちでもいいし

初めまして、あずさといいます。
長くなるかと思います、ので、読んでいただけなくても構いません。ただ、ここに記すことをお許しください。

私には母親がいません。いえ、正確には、まだ(多分)元気に生きてるし、近所に住んでいることだって知っているのですが…会ってはいません。
あの人は、今からちょうど10年前の大晦日に、家を出ていってしまいました。
その時のことは鮮明に覚えています。父方の祖父母の家に、近所に住む親族が集まり、例年通り皆でわいわい年を越そうとしていた時、急に、父から家に忘れものをしたので着いてきてほしい、と言われ、4つ上の兄と、3人で家に帰りました。その時の私は、きっと兄も、母がその場にいないことに何も疑問すら抱いておらず、ただただ黙って着いていくばかりでした。
だって、お母さんがいなくなる、なんて、思ってもみないことだったんです。
父から告げられた時も、「もう会えないんだ」という思いばかりが先行し、けれど、実際には自分の置かれている状況がよくわからなくて、それが怖かったのかもしれません。大声で泣き喚きながら、本当は自分がどうして泣いているのかすらわかっていなかった。ただ、隣で兄が静かに泣いていて、だから今は泣かなくてはいけない、と、そう思ったことを覚えています。あったはずの場所にない電子レンジと、広がる空白が、虚しくて、かからない携帯の番号も、いつか忘れていってしまうのが悲しくて、こわくて、だからまた泣いて。ああ、こうして文字にしてみると、私は、恐怖するばかりだったのですね。
当時、毎日のように近所のスーパーへ母を探しに行っていたという兄(もちろん兄は私達が知っているということは知りません)も、今年22歳となり、成人した年には、母に会ったようです。
私は、どうしたらいいのかわかりません。
正直会う会わないはどっちでもいいし、会いたいと言ってくれるなら拒む理由はないけれど、もしそうでないなら、母が私と同じようなことを考えているのだとしたらやっぱり会えません。会うべきではないと思うし、会う意味もないと思う。
私は、周りの人が言うみたく、自分たちのことを被害者だと思ったことはないけれど、やっぱり心のどこかで会う時は自分が決めていいと思っていました。けど、それってやっぱり違いますよね…。最近になって、再開が現実味を帯びてきてからそう思うようになりました。
やはり、逃げているのでしょうか。
会うことは怖くない、そう言い切るのは難しいけれど、怖いわけではないんです。会いたいか会いたくないか、と問われると、わからないんです。どちらでも、いいんです。
以前、いろいろ決めて会うより、偶然の方がいいと、母方の祖母に言っていたところ、去年のお盆の、母方の親族が集まる際に、もしよかったら来て(会って)みないかと言われました。返事は返さず、それでも初めは行く気でいたのですが、結局行けませんでした。

いっそ、いろいろ煮詰まった感情は全部置き去りにして、会ってみてしまえばよいのでしょうか。それもいいような気がします。もう、どうしたらいいのかわかりません。

そして一つだけ、引っかかることがあります。それは、最後まで何も話してくれなかったということ。だって、気づいたらいなくなっていた母に、私は、何て言葉を掛けたのか、覚えてないんです。最後に言った言葉が何か、母を傷つけるようなことだったら、と思うと、やっぱり、こわい。母は、私を憎んでいるのではないか、そう考えることもあります。それくらい、幼かった私は、最低なことをしてしまいました。この、至って平凡な家庭から自由になりたがったらしい母を、私では繋ぎ止めることができなかった。幸せにしてあげられなかった。そんな私に、会いに行く権利があるのでしょうか…ああなにが言いたいのかわからなくなってしまいました
支離滅裂でごめんなさい


読んでくださって、ありがとうございました。本当に、馬鹿みたいに長くなってしまって、貴重なお時間をごめんなさい。
誰かに聞いてほしいのに、きっと、誰かが聞いてくれるのに、結局誰にも言えなくて、困ってたんです^^;

文章もめちゃくちゃだと思いますが、読み返すと全部消してしまいそうなので、このまま送らせてください。
それでは、失礼します

2009.01.13.20時配信